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悲しいことなんて、何にもないのに。
苦しいことなんて、何にもないのに。

SEVENTEENがいて、CARATがいて、
寂しくもないし、独りぼっちでもないのに。

慌ただしく過ぎる毎日の中で、
自分ひとりだけが取り残されるような気がして。

余裕がなくて、
いつも何かに追われているような気がして。

まるで、自分だけが別の世界にいるような、
そんな気がして怖かった。

でも、、。

" 너는 여기 있다 "(キミは、此処にいるよ)

" 너는 이 세상에 있다 "(この世界にいるよ)

彼の言う通り、此処(日常)にいるんだ。

ボクだって、皆んなと同じ、此処に。
ちゃんと、此処にいるんだ。

『 슬슬 돌아갈까 』(そろそろ、帰ろうか)

「 응 」(うん)

宿舎の周りを、ぐるぐると回っただけだけど。
ほんの少し離れたコンビニへ、寄り道しただけだけど。

何だかとっても、ワクワクして、楽しかった。

「 형 봐봐」(ヒョン、見て)

携帯のロック画面を、彼に見せる。

『 어? 』(お?)

『 일찍 일어난 보람이 있었네 』(早起きした甲斐が、あったね)

「 아침부터 행복하다 」(朝から、幸せだ)

ロック画面に表示された時間。

それは、ボク達の思い出の数字。
大切な数字だった。

" AM 5:26 " 。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿ SEVENTEENが、デビューした日の数字。

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fin.

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