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日曜日の日が沈む頃、
ぼんやりと、窓の外を眺めていた。

日は西に傾いて、夕方の香りを含む冷たい風が、
髪を靡かせる。

そして、少しずつ、気温が下がっていく。

昼の光が、仄かに漂うこの時間が、
宿舎から見えるこの街並みが、

ボクは、好きだった。

『 준아 뭐해? 』(ジュナ、何してるの?)

背後から聞こえてきた声に、顔をあげる。

「 형, 뭐? 」(どうしたの?)

『 같이 먹자 』(一緒に食べよう)

彼はそう言うと、ボクの右隣に立って、
ビニール袋から메로나(メロナ)を2本取り出した。

" 짠 "(乾杯)
袋から取り出し、메로나をぶつけ合う。

ほんの少し溶けた메로나が、
ゆっくりと喉を伝っていった。

『 준아 』(ねぇ、ジュナ)

「 오? 」(ん?)

『 이 세계에서 손해보는 사람이 누구라고 생각해? 』(この世界で損をするのは、どんな人だと思う?)

「 …… 손해 볼 사람? 」(…損する人?)

『 응 』(うん)

…… 何故だろう。
彼の言葉に、胸騒ぎがした。

「 무슨 일 있었어? 」(何かあった?)

『 음, 조금 ……?』(んー、少しね)

彼はそう言うと、ほんの少し間を開けて、

『 항상 손해를 보는 것은 착한 사람이지 』(いつも損をするのは、やさしい人だよね)

そして、もう一度。

『 별로 자신에 대해 말하는 것은 아니지만 말이야 …… 』(別に、自分のことを言っているわけじゃないんだけどさ…)

ゆっくりと、話し始めた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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