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" 짠 "(乾杯)

缶と缶が、ぶつかり合い、
鈍い音が響き渡る。

キンキンとまではいかないが、
それなりに冷えたビールが、
ゆっくりと喉を伝っていった。

『 형은 너에게 고마워하고 있어 』(ヒョンは、キミに感謝しているよ)

「 오? 」(え?)

『 형 뿐만이 아니야, 모두가 너에게 고마워하고 있어 』(ヒョンだけじゃない、みんながキミに感謝しているんだよ)

嗚呼、本当に、、。
この人は。

この人には、何でも、分かるんだ。

今、ボクが考えていること。
今、ボクが思っていること。

何でも、分かってしまうんだ。

『 정말 고마워 』(本当にありがとう)

彼は、そう言うと、ふにゃりと笑って、
ボクの頭を、やさしく撫でた。

……

いつの頃からか、
SEVENTEENは、あの人たち(メンバー)は、
人生の一部になっていた。

真っ先に、顔が思い浮かぶのは、
声が聴きたくなるのは、あの人たちで。

あの人たちが居ないと、
どこか寂しくて、物足りなくて。

ボクの人生に、
必要不可欠な人たちへと変わっていった。

「 형 」(ヒョン)

『 왜? 』(どうした?)

十年後、二十年後、、六十年後。
月日が流れて、おじいさんになっても。

ボクたち(SEVENTEEN)は、今まで通り、
手を差し伸べて、肩を並ばせながら、
ずっと、隣を歩いていこう。

「 할아버지가 되어서도 같이 있자 」(おじいさんになっても、一緒にいよう)

『 오래도록 잘 부탁해 』(末長くよろしく)

ほんの少し、ぬるくなった
ボクと彼の缶ビール。

もう一度、" 짠 "(乾杯) ぶつけ合った。

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fin.

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