第8話 ページ9
主人公サイド
ずっと本のことを考えていた。
どうせおもちゃでしかないのに…
〈魔法の力を与えよー〉
これを使えば助かる?
もしそうなら…とっくに使ってたわよ。
そ「おい。」
後ろから聞こえる低めの声
そらるだ
主「どうしてここに?」
そ「いや…なんか今日元気なかったから」
追いかけて来ちゃった。
と言われた。
主「…何でもないの。」
迷惑かけてごめんね。と微笑んだ
そ「…そう。」
主「そらるって家こっちの方なの?」
そ「まあね。本当は一緒に帰ろうと思ってるのに
いっつもさっさと帰るからさ」
主「…そうだったんだ。ごめんね。門限があって」
そ「ふーん?お嬢様は大変なんだな」
主「お嬢様…ねぇ」
どちらかというと箱入り娘だけど
教会の前まで行き、ふと建物を見つめる
主「…あれ?」
協会に明かりがついていない?
今日…大事な集会があるんじゃ…??
何故だか胸騒ぎがする…
なんで?
嫌な…予感がして急いで駆け出した。
そ「あっ…おい!!」
そらるを一人置いて部屋に入る
ガラガラガラッ!!
扉を乱暴に開けるとそこには…………
変わり果てた兄弟と父がいた
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作者名:snow monster | 作成日時:2019年10月20日 20時