第14話 ページ15
主人公サイド
そ「ゆきっ！って…ん？お前」
ま「あれ？そらる。」
主「あれ？知り合い？」
そ「知り合いもなにも」
ま「幼馴染だよ。」
主「ぇえ？！そうだったの？」
ま「まあね〜」
そ「そんな事より、どこ行くんだ？」
主「ちょっと屋上に用があって…」
そ「俺も行く。」
主「そらるも？」
そ「駄目か？」
ま「良いんじゃないかな？」
主「あ、早く行こっ！」
屋上に着くと清春の他にもう一人女の子がいた
清「あっ！もう遅いよ…ってなんか多くない？」
主「ご、ごめんなさい。なんかみんなついてくるって聞かなくって。」
清「まふもいるんだ？」
ま「えーだめなの？」
清「いーや？それじゃ、本題に入ろう。僕は水蓮寺清春。こっちの子は…」
雨「私は…雨谷小雨。私たち二人は…魔法少女」
清「聞いた話によると、ゆきちゃんも魔法少女らしいね？」
主「あ、待って。私、その魔法少女？についてよく分からなくて…」
清「えっ？！そうなの？」
主「一通りはまふ君から聞いたけど…なんでこんなものが？」
雨「魔法少女とは。不幸な身の上で魔法少女サイトと出会い、ステッキを与えられた少女たちのこと」
ま「それが今ここにいるほとんどの人がってわけ。」
清「ステッキは不幸な少女たちに与えられる魔法の力の源ね。」
雨「そのステッキを使うと使用するごとに寿命が減ってしまうの。寿命のバロメーターは、手首に浮き出る模様。」
ま「魔法を使うと少しずつその模様が削れていくんだ。全部なくなった時は…」
主「死ぬ…」
ま「そう！その通り」
主「なるほど…かなり奥が深いものだったのね…」
そ「ちなみに、話したくないのなら良いけど…何が理由で魔法少女になったんだ？」
主「理由…ね」
清「僕は、そのままだよ。こんな格好してるからね」
雨「私は癌があったの…摘出しても助からないって言われていた。でも、ステッキのおかげで癌を直したの。」
ま「僕は悪質なイジメだよ。そらるさんは分かってるかもしれないけど。」
みんなはそう言って口々に話していた。
私も…話すべきだよね？
主「私は…実の父親にせい的暴行されていたの。しかも、おかげで妊娠までしたわ。今も…赤ちゃんは中にいる」
そ「ゆき…」
清「ごめんね。なんか辛い事話させちゃって」
主「ううん。良いのよ。もう終わった事だし」
そう…もう終わった事だから…
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作者名：snow monster | 作成日時：2019年10月20日 20時
