貴方しか愛せないから。【ガラテア】

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コンコン、と部屋の扉がノックされる。


外はまだ多少薄暗いからまだ夜中なのだろう。
僕はムクリと起き上がり、扉を開ける。






空「おはよう英雄さん、寝癖が付いてるわよ」


『おは…よう？まだ夜なんじゃ？』


空「貴方新サバイバーなのにあんな活躍したから、結構急だけど朝ラン組まれたのよ」


『朝ラン？』


空「ランク戦よ。勝つと私達サバイバーの勝率にも、自分たちの目標にも近付ける第1歩なの」













ガラテアが何処にいるのか早く知れるという事か？

…胡散臭いが、手紙に書いてあったことも彼女が言っている事と一致しているから間違いは無いのだろう。






空「朝食は朝ラン後だから…お腹を空かせているだろうけど頑張りましょ」


『え、ちょちょちょ、外が真っ暗じゃないか。まだ早いだろう？』


空「ふふふ、周りは木ばかりだからきっと薄暗くてわからなかったのね。時計を見てご覧なさいな」








今の時刻は4時50分。




『…君も参加するのかい？』


空「ええ。あと画家のエドガーさんと祭司のフィオナさんよ！2人はもう準備して待機室へ行ったわ」

『わかった、急いで支度しよう』









また後でね、と手を振り彼女は去った。




















画「…英雄、ねえ。まあ確かに君は優秀のようだし前から慕われて居そうだからわからなくはないけど。でもあれは時間が経てば経つほど当たり前になっていくから」





絵の具のようなものを弄りながらそう言う彼。

僕の方には目もくれない。







祭「ロングワープ、必ず受け取って頂戴ね」







なんともまあ個性的な衣装を纏った女性だ。
大きな目のマークがある何かを持つ彼女はきっと神を信仰している身なのだろう。






空「…彼、威張っているけれど貴方の活躍を称賛していたわ」

画「なｯ…あれは違う！！」





頬を紅潮させる彼。

きっと素直にはなれないタイプだ









祭「嗚呼神よ…私達の味方となり救ってくれたまえ」




















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…あーめん()

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