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Prolog_ ページ1

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冷たく、ジメジメとした牢の中。




他の子とは違い、私は特別な病棟で孤立しているの。






交流することだって許されなかった。











食事が運ばれて来る時か、特別な治療をする時でしか人も来なかった。












彫刻を彫る事しか、私にはできる事がなかった。











でもとある日、私の退屈な日々を終わらせてくれた人がいた。








『こんにちは、君がガラテアだね』







彼が何を言っているのかがよくわからなかった。






医師の人に聞くと、どうやら彼は異国から来たようで…凄腕の薬剤師らしい。










彼が手を差し伸べたから、きっとこれは握手の印。







…振り払われたりしないだろうか。










なかなか手を出せずにいると、彼は私が不安になっていることを察したのか、にこりと優しく微笑んでくれた。











医師の人は、私を冷たく見下ろすのに。











初めてだ。






初めて人の温もりを知った。

















安心して手を握り返すと、今度は頬を撫でられる。










安心できる、とても暖かい手だ。













医「彼は貴女の病気を良くするために、薬を作ってくださるのよ。」
















普段見せない優しげな笑顔。






彼が居るから、いい顔見せようって?









無駄よ。そんなの











ふいっと顔を背けると、薬剤師の人と話し始めた医師。












私はこういう子だって教えこんでいるのかも。











それでもいいわ、彼と共に過ごす時間が長いのはこの私だもの。




____________

んんん書き直す可能性ありかも…

〜1〜→



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設定タグ:第五人格 , ガラテア , 彫刻師
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謝罪なら負けない - 更新待ってます (4月16日 8時) (レス) id: ef74dc50f2 (このIDを非表示/違反報告)
コテコテ - めっちゃ好きです!!更新がんばってください!!!! (8月15日 13時) (レス) @page30 id: 3120b2a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうやん(。'-')(プロフ) - Rotteさん» お待ちしてくれてたの嬉しいです(TT) これからも更新頑張っていきます! (8月3日 9時) (レス) id: 6b82331a68 (このIDを非表示/違反報告)
Rotte(プロフ) - 待ってました!!更新ありがとうございます!!! (7月27日 17時) (レス) @page29 id: a4d8991faf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうやん(。'-')(プロフ) - Rotteさん» え!!!めちゃくちゃ嬉しいです!!ありがとうございます! (2023年3月8日 12時) (レス) id: 7d5dfafa34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうやん(。'-') | 作成日時:2021年6月19日 21時

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