嘘恋愛 Ryusei.O (ページ11)

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嘘恋愛.10 ページ11

ピンポーン

斗亜「お姉ちゃん。もう来たで？」

『誰がや？』

斗亜「勝利くんと廉くんと流星。」

『えっ！？マジか…』

なんでこんなめんどいことになんねん。

斗亜「僕ももう行くで？はよ行こや。」

『おん…』

ガチャ

廉「なんかこいつらがおるんやけど。」

勝利「こいつらって言うな！」

流星「A。もう行きましょ？」

勝利「は？なに言ってんの？Aと行くのは俺。」

廉「意味わかんね。普通俺なんやけど？」

斗亜「僕のお姉ちゃんなんやから僕と行くの！」

ついに斗亜まで参加したやんか。
どーしてくれんねん。

廉「俺はAの彼氏やから俺やし！」

勝利「俺から奪ったくせに何言ってんの？」

流星「僕やって！」

『もうみんなやめて！！私物やないんやからさ！勝手にみんなで決めんでや。』

みんな申し訳なさそうな顔で見とるわ。
言い過ぎたかな…

『ごめん。私今日1人で行く。』

はぁー。
なんでこんなんになっちゃったんやろな…

侑佳「A～！おはよ！」

『あ、おはよ。』

侑佳「元気ないね。なんかあったん？」

『ううん。何もないで？』

侑佳「そか。なんかあったら相談しいよ？」

『ありがと。』

侑佳「当たり前っ！親友なんだから！」

よかった。
こんなにも優しい友達がいて。

キーンコーンカーンコーン

先生「授業始めるぞー。」

あ、最悪。
1時間目数学やった。
呪文のように数字言いやがって。
あのクソ教師が！
そうや。授業サボるか。

『先生…』

先生「どうした？」

『頭が痛いので保健室行ってもええですか？』

先生「ええで。気を付けてな。」

っしゃ！
あとは保健室に先生がいないことを祈るだけやな。