7話 ページ7
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木全先輩たちと別れた瞬間
ずっと静かだったサナコが物凄い勢いで
私の腕にしがみついてきた。
サナ「あんたなんで碧海先輩たちと知り合いなの?!」
「えっ？いや金城先輩は初めて喋ったよ。
木全先輩は何回か委員会の仕事手伝ってくれて…」
サナ「木全先輩がｯ?!」
「サナコはなんで知ってるの？」
サナ「碧海先輩は1年生の時から
空手部のエースって言われて有名だし、
木全先輩は隠れファンめちゃくちゃ多いんだよ！」
空手部のエース…隠れファン…。
鼻息荒くサナコと私との温度差がありすぎて
たじろいてしまいそうになる。
「なんか芸能人みたいだね」
サナ「碧海先輩は雑誌とかテレビに取材されたことあるし！」
「え?!そうなの?!すご！」
サナ「もぉーなんでAはそんな知らないのぉ…」
「だって今まで知る機会なかったもん」
サナ「うちの高校、特に碧海先輩目当てで
入学する人もいるくらいだからね？」
「えー…やば」
そう言われてみれば確かに
あの二人が並ぶとキラキラオーラが出ていた…
気がしなくもないな…うん……。
サナコは貰ったパンを大事に抱えて
「大切にしよう…」なんて呟く。
サナ「ていうかさ、木全先輩ってどんな感じなの？」
「どんな感じって？」
サナ「なんかすごくクールじゃん？
だいたい静かなとこしか見ないし」
「くーる…？」
サナ「ミステリアスって感じ？
あーでも食いしん坊なのかな。ギャップ最高かよ」
まだ少ししか話したことないけど、
木全先輩はクールにもミステリアスにも程遠い。
不思議・子供っぽい・マイペース
この言葉がよく似合う。
サナ「恋愛沙汰に全然食いつかないAが
知らん間に先輩たちと仲良くなってたなんて…」
「恋愛は関係なくない？」
サナ「そう言っておいてどうせ好きになるよ。
木全先輩と碧海先輩だよ？」
「わけがわからん…」
サナ「まぁまぁ。何かあったら教えてね！」
「サナコは恋バナ好きだねぇ」
教室に到着したので、
私はさっそく頂いたパンの袋を開けた。
サナコに「もっと大事に食べなさいよ」と
ツッコまれたけど、パンはパン。
大きめのメロンパンは
甘さが控えめでサクサクしっとりで美味しかった。
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Shiu(プロフ) - ひなさん» ありがとうございますーーーっ！笑ってもらえて一人ガッツポーズしました(｀･ω･´) (2021年9月21日 16時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - でひゅwww可愛い笑笑めちゃくちゃ笑いました笑笑 (2021年9月21日 14時) (レス) id: 80336a687d (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - HANANOさん» おわー？！嬉しすぎるお言葉をありがとうございます…ｯｯ！！浮かれて踊りだしてしまいそうです…(｀・ω・´)応援ありがとうございます！これからも楽しんでもらえるよう更新頑張ります！！ (2021年9月16日 12時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
HANANO - 突然すみません！作者様が書く話し方も展開も大好きすぎて、1日に何回も更新されてないか確認しちゃうくらいとっても大好きな作品です(*ﾟーﾟ)陰ながら応援しています！楽しみに更新待ってます(ﾉ∀｀*) (2021年9月16日 10時) (レス) id: 8034088d70 (このIDを非表示/違反報告)
さーこ(プロフ) - ド過保護るきくんが好きです！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: 94d6a6a4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年8月23日 23時
