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マネージャー研修の会場にて。
今日はどこぞの企業さんのビルのフロアを借りて
大人数でのセミナー。
おしゃれで落ち着いた雰囲気に飲まれないように気合いを入れる。
社員「御堂さん」
「…？」
社員「○△グループの山田です。
何回かご一緒したんですけど…」
「え、あぁ、すいません。なんでしょう？」
だんだんと周りが顔馴染みになってきたせいか、
こうして声をかけてもらうこと増えてくる。
情報交換のつもりで話し始めるけど
その内容を休日にどう、だとか
この後ご飯に行きながら、とか
やけにそういった誘いもあるから
少し苦手な雰囲気でもある。
勉強しに来たんだから勉強して帰ればいいのに。
その時だった。
普段はこんな時間に来ない着信が入る。
もう一人のマネージャーさんからだ。
「はい」
男性『ごめん、セミナー始まった？』
「いえ、まだですけど…」
男性『豆が足痛めちゃったから
病院に連れてこうと思って、それで今日＿＿』
「え、豆原くんが?!大丈夫なんですか?!」
男性『足つっただけだけど、痛みが長引いてるから念の為。
それで今日収録がある純喜と瑠姫に
同行するマネージャーいなくなっちゃったから、
御堂さんそっち抜けて来れる？』
「すぐ向かいます」
頼もしい、とマネージャーさんが褒めてくれた。
そのあとセミナー開催担当の方に
状況を説明して、
私はタクシーに乗り込む。
もし、私が皆と、豆原くんと一緒だったら
もっと迅速に動けていたのだろうか。
豆原くんも、怪我をしなかっただろうか。
「……っ」
「もう困らせない」と伝えてくれたときの
豆原くんの顔が頭をよぎる。
マネージャーとして、仕事として。
最低限の範囲で。
それでいいと思ったし、そうあるべきかと考えたときもあった。
彼らを支えるのが私の仕事だから。
「…豆原くん」
それでも、それでもやっぱり、
慌てる私を見て楽しそうに笑う声も
周りにからかわれて拗ねた横顔も
見たことないくらい大人びた視線も
忘れられない。
なかったことになんてできない。
ちゃんと話さなきゃだめだ。
私達は多分、何かをお互い履き間違えてる。
今すぐに豆原くんの元へ行きたかった。
けどまずは仕事。
しっかりこなして、話はそれからだ。
私はマネージャーだから。
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Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして！とても温かいコメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります！ありがとうございました(*´∀｀*) (2021年8月29日 0時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして！すごくすごく大好きな作品でした！作者様の他の作品も大好きです！ (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます！最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね！！ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年7月8日 14時
