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「あの、豆原くん」
豆原「Aさんお疲れ様です。
俺このあと奨くんに用あるんで失礼します」
「あれ…豆原くんは？」
木全「さっきまでここにいたけど
まさに今トイレ行っちゃったぁ」
「豆原くんどこか知ってる？」
金城「ここにおるやろ…おらんな」
鶴房「ずっと喋っとったんやけどな」
大平「おかしいな」
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おかしい。
絶対何かがおかしい。
これは間違いなく、豆原くんに避けられている。
仕事の連絡や確認したいことがあって
マネージャー研修終わりに何回も来たんだけど、
最初こそは一言二言話せた内容が
いつからか姿すら見つけられなくなってしまい。
仕方がないので皆に伝言とLINEで伝えてるけど。
良くないとはわかってて、
でもどうしたら解決するのかわからなくて。
「もう困らせない」って彼は言ってた。
困らせないために私を避けてるのだろうか。
いつもなら皆の仕事の現場に同行するから
何かしらで関わりがあったけど、
マネージャー研修が終わるまでは
会えるのは仕事終わりの夜。
わざわざ部屋に行くほどの用でもないから
彼が先に戻ってしまうと会いづらくなってしまった。
主にスケジュールの確認だから、
LINEで済む、といえば済むんだけど。
……これで、良いのかな。
宿舎の廊下を歩きながらそんなふうに考え込んでいると、
不意にトントンと肩を叩かれる。
振り返れば、どこか気まずそうな顔の蓮くん。
「どうしたの？」
川尻「ごめんA…
俺、まめに余計なこと言っちゃったかも…」
「え？」
どこか困った様に笑ってる蓮くんは
「あのねぇ」と続けてくれた。
川尻「まめがずっと調子悪い時あって。
Aがマネージャー研修で
忙しくなった時くらいやったけん、
寂しくて拗ねとると思ってさ。
『仕事に集中しなさい』みたいなこと
説教したんよ」
「聞く限り正論ですけど…」
川尻「やっ、あの、なんていうのかな…。
ちょっと厳しい言い方しよって…うーん」
「……？」
川尻「…俺も協力するけん、
まめのこと見放さんであげてね」
そんなことは絶対しない
すぐに言い切れば、ホッとしたように微笑む蓮くん。
「Aは良い子ねほんと」と頭をワシャワシャ撫でてくれた。
「蓮くんたまに私のことワンコだと思ってるよね」
川尻「……別にぃ？」
「怪しい間があった」
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Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして！とても温かいコメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります！ありがとうございました(*´∀｀*) (2021年8月29日 0時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして！すごくすごく大好きな作品でした！作者様の他の作品も大好きです！ (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます！最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね！！ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年7月8日 14時
