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豆原「ちょっと」
マネージャー研修を明日に控えた夜。
宿舎の部屋にて荷物整理をしていると
豆原くんがやって来た。
Tシャツに短パンというかなりラフな格好。
お風呂あがりなのか、髪の毛がいつもより
サラサラしてる。
予想外の訪問者にどきまぎするも
できるだけ平然を保って「どうしました？」と聞いた。
豆原「…あの、この前は変な態度とって、
すいませんでした」
「あ…いや、急だったし。
迷惑かけてしまうことは事実ですから」
豆原「……ほんとに行っちゃうんすか」
なんですかその可愛らしいお顔は…？
しょんもりと効果音がつくほど落ち込む豆原くんは
ちらちらと伺うように上目遣いしてくる。
……なんですかその可愛らしいお顔は？？？
なんてあざとさ。恐ろしい。
「…ほんとに行っちゃいます」
豆原「…そーすか」
「……」
豆原「…Aさんいないのつまんないんすけど」
「一生会えなくなるわけじゃないですし…」
豆原「……」
トコトコと部屋の中に入ってくる。
そのまま私の目の前にちょこんと正座。
つられて私も正座。
私よりも背が高いのに座るとこぢんまりして見える。
ふんわりとシャンプーの匂いがして
目眩がしてしまいそう。
豆原「Aさんは平気なんすか」
「平気？」
豆原「俺と会えないんすよ、研修してたら」
「おぉ…」
豆原「なに」
「えっと……
豆原くんは私と会えないのは平気じゃないんですか？」
めちゃくちゃ自惚れてるけど、
拗ねたような素振りも尖った言い方も
そうなんじゃないかとしか思えなくて。
豆原くんは一瞬固まり、
それからじっとりと冷たい目で睨んでくる。
…耳が赤いですよ。
豆原「なに恥ずかしいこと言ってんすか」
「ご、ごめんなさい？」
豆原「ばか」
「ばか…」
豆原「ほんとばか」
悪口がまるで小学生みたいだ。
ダンスをするときも撮影するときも
キリッとしててかっこいいのに
こういうときは自分より年下の
男の子なんだなぁと微笑ましくなってしまう。
きゅんと甘いのがくすぐったい。
散々「ばか」と呟く彼は無言で見つめてきたかと思うと、
倒れ込むように私の肩におでこを乗せてきた。
突然の急接近に変な声が出てしまうけど、
豆原くんは笑う様子もなくそのままぐりぐりと
押し込んでくる。
豆原「何笑ってんすか。怒ってるんすけど」
「なんか可愛いなぁって」
豆原「…ふん」
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Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして！とても温かいコメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります！ありがとうございました(*´∀｀*) (2021年8月29日 0時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして！すごくすごく大好きな作品でした！作者様の他の作品も大好きです！ (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます！最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね！！ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年7月8日 14時
