* kawanishi ページ28
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川西「なんていうか、お前ってやっぱ凄いよね」
「へ？」
最後の衣装に着替え、
スタジオのセッティングをしてもらってる間に
また休憩時間をもらった。
さっきまでの男前色気バシバシオーラを
放っていた男は
椅子に座るなりお菓子を開けている。
その切り替えの早さも含めて思わず呟くと、
Aはクッキーを咥えたまま固まった。
川西「なんというか…ムカつくけど、
人を引き込む力があるというか。
さっき離れて見てたけど、俺も凄い引き込まれたし。
ムカつくけど」
「鉄分足りてないんすか？」
川西「普段アホっぽいからよく忘れるんだよ。
Aが凄いこと」
「急にどうしたの」
川西「…いや、うん。ごめん急に」
Aはリスのようにもぐもぐと
頬張ったあと、
「俺さぁ」と今度は向こうが呟いた。
「拓実くんのこと、すっげー敵視してたんすよ」
川西「エッ」
「もうほんっとに隣に立つのも嫌だったんです」
川西「お、俺なんかしたっけ…？」
「いやいや！ほら、俺、昔はあのー…
ちょっと尖ってたじゃないすか」
昔…は恐らくグループ結成前後の辺だろう。
「その時はグループに溶け込めると思ってなくて、
もう実力で認めてもらうしかない！って
無我夢中だったんですよ」
川西「そうだったの」
「ダンスにも歌にも自信はあって。
一応、経験量は豊富だったし」
それは誰が見ても認めると思う。
「でも、どう足掻いても拓実くんには
絶対敵わないなって」
川西「え…？」
「ダンスとか、歌とか、そういうところだけじゃ駄目だって、拓実くんを見て学びました。
"輝く瞬間に輝いて、
周りを引き立てる時は全力で引き立てる"
…っていう、その、なんていうんすかね」
川西「……」
Aは、照れ臭そうに唇を噛む。
初めて聞く話に寝耳に水、鳩に豆鉄砲だ。
「だから、『俺はこの人に負けたくねぇ』って
やってきたんですけど、
今はもう尊敬の域に来ちゃってんね！
憧れ！俺は拓実くんみたいになりたい」
川西「…それは、こっちのセリフなんだけど」
「エッ？」
敵わないと思っていた。
Aの才能、実力に。
そして尊敬していた。
目標にしていたときもあった。
胸の奥が妙に高鳴り、
じっとしていられなくなりそうだ。
ちょうどその時、カメラマンさんに
呼ばれたので、素早く立ち上がった。
振り返りざま、まだ座ったままの
Aに声をかける。
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リリ(プロフ) - Shiuさん» そうなんですね！過去のお話を読んでみたかったので日プに関連する物じゃなくても大丈夫です！ありがとうございます！ (2021年9月3日 7時) (
レス) id: e69c66779e (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - まひろさん» リクエストありがとうございます！1対1の絡みも書きたいと思っていたので嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - リリさん» リクエストありがとうございます！男主くんの過去がかなりどんちゃん騒ぎでして、彼だけ日プではなく別ルートの設定なのですが大丈夫でしょうか…(T_T)日プ時代の彼らとも接点はある予定です！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - やーさん» コメント、そしてリクエストありがとうございます！！男主くんを書きながら「大丈夫かな…」と不安もあったのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - 瑠姫くんとの絡みがみたいです！！ (2021年9月2日 13時) (レス) id: 48b619f778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年1月19日 18時
