* turubo ページ25
.
「プロデュース101のとき、
みんなたこ焼き作ってたじゃないっすか」
たこ焼き…？
なぜ急にたこ焼きが出てくるんだろうか。
Aはどこか照れ臭そうに続ける。
「実はちょっと羨ましかったんです。
俺はあそこにいなかったから。
俺もせめてJO1のみんなと何か料理したくって」
鶴房「……」
へへへ、とはにかんで話が終わった。
しかし誰も言葉を発せない。
アホなコイツがこんなことを羨ましく
思っていたことを知らなかった。
なんとなく、プロデュース101のことは
話してはいけない気がしていたし、
Aがそんなことを考えていたなんて
あまりにも予想外すぎる。
木全「じゃぁみんな誘ってやればいいじゃん」
何でもないかのように切り出したのは翔也だった。
そこでようやく、ピンと張り詰めた何かが
緩まった気がする。
「そうですけどぉ」とAは不貞腐れた。
「今もう超忙しいじゃないっすか。
わざわざ俺のわがままに11人巻き込めないし」
大平「俺らのことは平気で巻き込むやん」
「ちょっとずつみんなとパーティーしようって
思ったんですよ〜！！
みんなは記念すべき第一回のメンバー！」
金城「まぁひとり暮らし用の部屋で
11人は集まれんもんな」
鶴房「やるにしても事前に言えよ。
今日晩飯食いすぎてんだけど」
「今日届いたから今日やりたくなっちゃって」
木全「はあ〜…。ホウレンソウって知ってる？」
「根菜でしょ？」
金城「根菜じゃねーわ」
ホットプレートの電源を入れて温め始める。
相変わらずケラケラと笑うAだが、
あっけらかんと笑いながら
色々思うことがあったのかもしれない。
俺達とAはJO1のメンバーで、
けれど結集の仕方がまるで違う。
最初もそのせいで壁があったし、
話せることも少なかった。
衝突もたくさんした。
…さっきの話は、
Aが心を許せてる証なのかもしれない。
鶴房「A」
「あい？」
鶴房「またなんかやりたいことあったら
次はちゃんと事前に連絡せぇよ」
「え？」
鶴房「みんなでやりたいだろ」
「うぉ…」
鶴房「んだよ」
「優しいしおくん不気味」
木全「汐恩は割と優しいぞ」
鶴房「やめろ恥ずかしいわ」
まだまだ俺達は近くなれると思えた。
少しずつ、確実に。
.
翌日
「しおくん、やりたいこと100個書いてきた！」
鶴房「3個に絞れ」
「ケチ！！」
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リリ(プロフ) - Shiuさん» そうなんですね！過去のお話を読んでみたかったので日プに関連する物じゃなくても大丈夫です！ありがとうございます！ (2021年9月3日 7時) (
レス) id: e69c66779e (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - まひろさん» リクエストありがとうございます！1対1の絡みも書きたいと思っていたので嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - リリさん» リクエストありがとうございます！男主くんの過去がかなりどんちゃん騒ぎでして、彼だけ日プではなく別ルートの設定なのですが大丈夫でしょうか…(T_T)日プ時代の彼らとも接点はある予定です！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - やーさん» コメント、そしてリクエストありがとうございます！！男主くんを書きながら「大丈夫かな…」と不安もあったのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - 瑠姫くんとの絡みがみたいです！！ (2021年9月2日 13時) (レス) id: 48b619f778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年1月19日 18時
