「 惚気 」* yonashiro ページ15
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「ふぁああ……」
楽屋の椅子でくつろいでいたAが
大きなあくびをして遠くを見ている。
その前に座る瑠姫は突っ伏して寝ていた。
朝早い時間だから無理もない。
俺もAのあくびにつられて
眠気に負けそうになる。
今日、俺達三人は朝番組のゲスト出演として
お呼ばれしてもらっていた。
朝の番組、ということもあり
集合時間がとても早い。
ニュースキャスターの人たちは
毎日この時間に仕事しているのかと思うと
尊敬してしまう。
與那城「もうすぐ始まるから起きたほうがいいよ、瑠姫」
白岩「ん…起きてます…」
「るっくんが目の前で寝てるから
俺も眠くなってきたじゃないすか…」
白岩「お前が目の前であくびするから寝ちゃったの」
「うわ出た責任転“よめ”」
與那城「責任
白岩「収録中に変なこと喋んないでよ頼むから」
「ダーク瑠姫くんやだ」
白岩「俺はいつでもこれだけど」
二人ともかなり眠いのか、
いつもの言い合いに覇気がない。
どちらともなく「んん〜」と眠そうに唸ると
静かになってしまった。
與那城「大丈夫かなぁ…これ…」
ふとその時、誰かのスマホに着信が入った。
俺でもなく、瑠姫も反応がない。
隣のAが鞄を漁りはじめたので
この子のスマホのようだ。
スマホを手に取り「もしもぉし」と
だるそうに応答すると。
河野『おはよぉ！！テンション上げんかいっ！』
ブツッ
與那城「あれ、切っちゃったの？」
「頭痛くなるんすよあの人の声…」
再び着信音。
Aがもう一度出ると、
純喜の怒ってるような楽しんでるような声が聞こえた。
河野『オイコラ!! 何年上の電話勝手に切っとんねん!』
「ぅぁー…声でかいですよ純喜くん。
今何時だと思ってるんですか」
河野『あんなぁ、俺は緊張してるであろう
Aを元気づけたろ思ってんねんで!!』
「それはアリガトウゴザイマス…」
心底迷惑そうに眉を寄せてるA。
純喜の元気そうな顔が目に浮かぶので
この目の前の状況とのギャップに
思わず笑ってしまう。
河野『まっ、緊張しすぎず瑠姫とか奨くんに
助けてもらうんやで！』
「うん。そのつもり」
白岩「純喜声でっか…」
河野『あ！瑠姫！お前その眠そうな声！
気合い入れんとあかんやろ！』
矛先が瑠姫に向かったのでスマホを
押し付けようとするAに
険しい顔で首を振る瑠姫。
……大丈夫かな、きっと。
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リリ(プロフ) - Shiuさん» そうなんですね！過去のお話を読んでみたかったので日プに関連する物じゃなくても大丈夫です！ありがとうございます！ (2021年9月3日 7時) (
レス) id: e69c66779e (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - まひろさん» リクエストありがとうございます！1対1の絡みも書きたいと思っていたので嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - リリさん» リクエストありがとうございます！男主くんの過去がかなりどんちゃん騒ぎでして、彼だけ日プではなく別ルートの設定なのですが大丈夫でしょうか…(T_T)日プ時代の彼らとも接点はある予定です！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - やーさん» コメント、そしてリクエストありがとうございます！！男主くんを書きながら「大丈夫かな…」と不安もあったのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - 瑠姫くんとの絡みがみたいです！！ (2021年9月2日 13時) (レス) id: 48b619f778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年1月19日 18時
