2話 ページ2
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川西「え?! 姉ちゃんダンスサークル入ったの?!」
寝起きの可愛い弟の可愛いリアクション。
目を大きく見開いてる拓実は
「なんでなん?!」と隣の椅子に座る。
「なんか入学式の時に助けてくれた人がダンスサークルだったから」
川西「なにそれ、『助けたから入れ』って？
絶対危ないやん！」
「そんなんちゃうよ。私が聞いたの」
川西「えぇ〜?? でもさ、パリピとか居るやん。
怖くないの？」
「あ、たしかに」
川西「またなんも考えないで決めたやろ?!」
これだから姉貴は〜ッ！と大きな声を出しながら
朝ごはんのおにぎりを作りに行く弟。
反応が愉快だ。可愛い。
川西「大学とかチャラい奴
いっぱい居るんやから気をつけてよほんと」
「大丈夫大丈夫。なんとかなる」
川西「姉ちゃんの“なんとかなる”は絶対なんとかならへん」
「なんとかなってきたじゃーん！」
川西「もういつも瀬戸際だったやん！」
大きなおにぎりを作ってまた私の隣に座る拓実。
私達は基本朝早いので朝ごはんを自由に作れる。
ちなみに私はグラノーラ。
ぷんすこ怒りながらおにぎりを頬張る拓実が
不意に「あ」とつぶやいた。
川西「もしかして……
その助けてくれたダンスサークルの人って男？」
「え？うん」
すると ははーん とドヤ顔して目を細める。
口に米粒ついてるけど。
川西「わかったわ。あれやろ。
姉ちゃんその人に一目惚れしたんだ！」
「え？ちゃうよ？」
川西「じゃぁなんでその人のサークル入ろうと思ったん」
「なんとなく」
川西「なんとなくって…」
なんとなーくこの人と同じサークルに入ったら
楽しくなるんじゃないかなーって。
直感とノリ。それから勢い。
私の人生の決め手はだいたいこれ。
大学もそれで決めたし。
さっきまで目をキラン！と輝かせてたけど
私の答えに拓実は怪訝そうに横目で睨んでくる。
川西「姉ちゃんのその『ノリ・勢い・なんとなく』は
いつか身を滅ぼすよ」
「え、やめてよ。怖いやんそんなん」
川西「もっと『慎重さ』を取り入れてもらえます？」
「考えるの面倒なんだも〜ん…」
川西「努力しなさい！」
弟にお説教されてしまう朝。
拓実はぺろりと食べ終わると
すぐさま洗面所に向かった。
そして私の分の歯ブラシも持ってきてくれていて。
「お姉ちゃんに尽くし過ぎじゃない？」
川西「渡さないと動かないやろ姉ちゃん」
「あー…」
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Shiu(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…！最近ようやく私生活が落ち着き、他作品から完結に向けてお話を進めています。こちらのお話もきちんとした形に終わるよう更新する所存です、もし良ければお待ちいただけると幸いです…！ (4月10日 21時) (
レス) @page29 id: de23370fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 感情移入して泣きそうになりました…更新楽しみにしてます… (10月1日 3時) (レス) @page29 id: 69b32d86ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ななしさん» こんばんは！暖かくやさしいコメントをありがとうございます…！終盤直前で停止させてしまってすいません(；-；)完結させたい気持ちはとてもあります！また楽しく読んでいただけるようがんばります!!励みになりました、ありがとうございます！ (6月21日 19時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - コメント失礼します。主人公の性格も蓮くんも人間らしくて素敵で、読んでいて落ち着く(表現変かもしれません)お話でした⋯！更新まったり楽しみにしています✨ (2022年6月20日 15時) (レス) @page29 id: 791bab0b0f (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ^^さん» コメントありがとうございます！数少ない小説の中から見つけて下さりありがとうございます(*´-`*)妄想空想こじらせた小説ですが、実際の蓮くんはもっとかっこよくて魅力的な方です…！ぜひ堕ちましょう💓💞更新頑張ります！ (2022年6月9日 5時) (レス) id: 4d51508915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月8日 2時
