*turubo ページ5
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オーディション番組中のある日のこと。
予定にないタイミングで
何人かが集められた。
ざっと見て20人。
先生たちの顔つきを見る限り
ドッキリサプライズ！とかそういうわけではなさそう。
先生「集まってもらってありがとうございます。
突然ですけど、えーデビューの時に仲間になる
“12人目”と連絡が取れたので今ここで
繋ぎたいと思います」
木全「えっ？」
鶴房「12人目…」
隣の翔也が忙しなく周りを見渡す。
この部屋にはカメラがないのにも納得ができた。
本来、番組が終わるまで公開予定ではなかったから。
先生「タイミングを見て他のメンバーも
こうして集まってもらって
コミュニケーションを取ってもらおうと思ってる。
けど、情報未公開にはなってるから
特定されるような話を誰かとしないようにね」
木全「電話かな…」
鶴房「テレビ通話やろ。あるやんでっかいの」
木全「やばいお腹痛い」
鶴房「なんで？」
小声で翔也と話しているうちに、
先生がパソコンに向かって話しかけ始めた。
回線が悪そうかと思ったが
すぐに復活したようで。
テレビの画面に電源がつく。
同い年くらいの男子が一人、パイプ椅子に座っていた。
背景は無機質な白のコンクリート。
……監獄におるんか？
先生「『ミサキ』くん。聞こえますか？」
先生がマイクで聞く。
監獄の青年は静かに頷いた。
そして。
『…“MISAKI”という名前で活動してます。
本名は“三崎A”です』
鶴房「……喋ると普通やな」
木全「ね。年下かな」
画面の向こうの青年は
コンクリートの壁のように無機質。
目には光がなく、
「これが世界で活躍するダンサー？」というのが
正直な感想だった。
三崎Aはこちらのリアクションを
気にする素振りもなく続ける。
『皆さんと練習することはできませんが、
僕は僕なりに高めていきたいと思っています。
直接お会いできる日を楽しみにしています』
嘘つけ、とツッコみたくなった。
どう見ても楽しみにしている奴の顔じゃない。
「怖そうな人…」とつぶやいた翔也の声が
静かな部屋に響いてしまい、
あわあわと慌ててる。
カメラの向こうのアイツには聞こえてないのか
ぴくりとも反応していないけど。
先生「ちなみに三崎くんの練習風景や
ダンス成果は先生たちも確認してる。
実力は…まぁさすがだね」
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Shiu(プロフ) - やーさん» こちらこそリクエストありがとうございました！またどこかのタイミングでよなさんとの1:1なお話書きたいと思ってます(*´ｪ`*)包容力めっちゃ良いですよね…！ (2021年9月7日 12時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
やー - リクに答えて頂きありがとうございました！ほんと母なよなさん好きです(笑)かわいいお話ありがとうございました♪ (2021年9月7日 10時) (レス) id: f6284e2979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月3日 2時
