*shiroiwa ページ19
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OAされてから改めて知ったが、
どうやらあの日はドッキリの企画として
俺とAは偽番組にお呼ばれされていたらしい。
気が動転していたAは家に帰ってきて
「そういや番組は?!」と顔を真っ青にしていた。
そしてあの日以来毎日夜になると
Aが俺の部屋に来て俺の安否を確認してくる。
白岩「いやほんとまじで来んな」
「瑠姫くんが誘拐されるのではないかと…」
白岩「現在進行形で強盗は来てるけど」
「どこ?!」
白岩「お前だよ」
びくびくと挙動不審になりながら
持参してきた大根を構えている。
俺が誰に狙われているのか知らないが、
根菜一つで戦おうとしているのが逆にすごい。
「瑠姫くんは俺が守るからね」
白岩「まず俺のプライベートを守ろうか」
ちなみにAが俺の部屋に来る前に
奨くんや純喜の部屋に逃げたこともあったけど、
そうなれば半泣きで全員の部屋に探しに来る事態になった。
俺は仕方なく、このブームが落ち着くまで
毎日不本意ながら出迎えることとなっている。
早く平穏に暮らしたい。
「でも俺、あの日るっくんが守ろうと
してくれたのきゅんとしちゃったな…」
白岩「キモい妄想しないでくんね？」
「酷い！」
白岩「そんなことしてないから」
「え？ほら、裾掴んでてってしてくれたじゃん」
それは…身に覚えがある。
でも別に守ろうとしたつもりは……なかった、はず。
「オレ男だけどめっちゃときめいちゃった。
彼氏にするならるっくんがいい」
白岩「嫌だわこんな彼女」
「ひど…ボロクソ言うじゃん」
無視してラーメンを啜った。
しょんぼりと落ち込むAを見ていると
嗜虐心というか、いじめたくなってきてしまう。
いちいち反応がかわ……面白いから仕方ないかもしれない。
俺はいったん箸をおいて
それっぽい空気を作ってみることにした。
白岩「…じゃぁさ。付き合ってみる？」
「え？」
白岩「俺と」
Aのことだから「きゃ〜！♡」とか
ノリに乗ってくるか、
もしくはアワアワしだすと読んでいた。
それなのに、大根を構えたAは
何も言わずにぽかん…と口を開けたままで。
だんだんと頬から耳にかけて真っ赤に染めていく。
白岩「…ちょっと。何か言えよ」
「えと…ごめんなさい」
白岩「いや振るんかい」
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リクエストありがとうございました！
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Shiu(プロフ) - やーさん» こちらこそリクエストありがとうございました！またどこかのタイミングでよなさんとの1:1なお話書きたいと思ってます(*´ｪ`*)包容力めっちゃ良いですよね…！ (2021年9月7日 12時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
やー - リクに答えて頂きありがとうございました！ほんと母なよなさん好きです(笑)かわいいお話ありがとうございました♪ (2021年9月7日 10時) (レス) id: f6284e2979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月3日 2時
