*yonashiro ページ15
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豆原「さっきのなんなんすか？」
撮影が終わり、
各々宿舎の方へ戻ろうとしたとき。
後ろの方で豆の厳しい声が聞こえて
思わず振り返る。
一番後ろを歩いていたAと豆が
じっと立って見つめ合っていた。
「なに、とは？」
豆原「態度悪すぎでしょ。もっと空気考えられません？」
與那城「ちょ、ちょっとお二人？」
一触即発。
今にも掴み合いの喧嘩が始まりそうなただならぬ空気に
さすがにフォローに入りに行く。
Aはなぜ豆が怒っているのかわかっていない様子だった。
「別に空気を悪くしようとはしてないですけど」
豆原「じゃぁあの会話はなに？考える気もなかっただろ」
「別に俺の意見に視聴者は興味ないと思う」
豆原「そうじゃないだろ！」
與那城「まめ！」
いつも冷静で、末っ子とは思えないほどしっかりした豆が
ここまで感情露わにするのは初めてだ。
といっても、デビューして間もないから
それは当たり前かもしれないけど。
瑠姫と汐恩も二人の様子に気づいてくれたみたいで
「どうした？」と駆け寄って来てくれた。
Aはその二人と俺の顔を見て、
それから豆の方を向き直る。
「だから俺は出る必要ないって言いましたよね」
豆原「なに？出る必要ないからってあの態度？
我儘すぎるんじゃねぇの？」
「…どうしてほしいんですか？俺に」
豆原「いい加減JO1の自覚持てって言ってんすよ。
世界だがなんだか知らないけど、
『MISAKI』でいたいならなんでここに来たんだよ」
豆の刺々しい言葉に、Aの表情がさらに固くなった。
…というか、『MISAKI』の言葉に反応しただけの気もする。
何も答えなくなったAに
今度こそ豆が掴みかかろうとしたけど、
すぐさま汐恩がそれを防いだ。
鶴房「豆ちゃん、一旦落ち着こうや」
豆原「……」
白岩「Aも、豆の言うとおり態度は良くなかった。
応援してくれる人たちがいるのを忘れんな」
「………、…」
ぽそり
Aが何かを呟いた。
よく聞こえなかったけど、
どこか悲壮感漂う単語だけが聞こえた気がする。
與那城「いまなんて…」
しかし、聞き返そうと思ったものの
Aは軽く頭を下げて俺達の間を抜けていった。
一人きりの背中が妙に小さく見えてしまう。
…身長高くないからってのもあるかもしれないけど。
與那城「……」
このままで大丈夫だろうか。
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Shiu(プロフ) - やーさん» こちらこそリクエストありがとうございました！またどこかのタイミングでよなさんとの1:1なお話書きたいと思ってます(*´ｪ`*)包容力めっちゃ良いですよね…！ (2021年9月7日 12時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
やー - リクに答えて頂きありがとうございました！ほんと母なよなさん好きです(笑)かわいいお話ありがとうございました♪ (2021年9月7日 10時) (レス) id: f6284e2979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年9月3日 2時
