15話_Junki ページ15
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白岩「純喜！A見てないッ？！」
1日の試合スケジュールが無事に終わり、
お腹を空かせて食堂に向かう途中。
かなり焦った様子の瑠姫が物凄い勢いで迫ってきた。
上はラフなTシャツだけど
なぜか下はユニフォームのまま。
河野「A？見てへんけど…」
白岩「クソッ！」
く、くそ？！
あの『白王子』瑠姫がでかい舌打ちしながらクソッて…
色々びっくりしたけど
ひとまずこの男を落ち着かせたほうがいい気がする。
今にも誰か殴り倒しそうだ。
河野「な、なぁ、とりあえず落ち着きぃや。
先生に呼ばれとったんちゃう？」
白岩「そうだよ。でも全然来ないから先生のとこ
確認しに行ったら『ずっと前に戻った』って」
河野「あーじゃぁその用事済ましに行ってるとか？」
白岩「そう思って部屋の方とか確認した。
けどいなかった」
まるで神隠し。
焦る瑠姫を落ち着かせるつもりが
自分の中の神経がピリピリと気を張っているのがわかる。
もともと報連相皆無なAだけど
俺達…特に瑠姫を心配させるようなことは
避けているはずだった。
去年、初めてのこの合宿でAは他校の男子に
かなりしつこく付きまとわれたことがある。
そのときは俺達の部屋まで走って逃げてきたので
なんとかなったんだけども。
……嫌な予感がする。
河野「俺グランドの方見に行く。瑠姫宿の方頼むわ」
白岩「おう。何かわかったらすぐ連絡する」
外に出るとさっきまで明るかったのに
もう日が落ちようとしていた。
早く探さないと見つけるのがどんどん難しくなる。
河野「Aｯ！」
でかい自分の声が誰もいないグランドに響きわたっていく。
眠そうな「どしたの？」って声が今すぐに聞こえてきそうで。
けれど、グランドには誰もいない。
……まてよ、先生たちが休憩する場所があの辺りなら
こっちから帰ってくることもあるかも。
それは、総合倉庫の前の道。
何度か通りはしたものの、宿舎までは遠回りになる。
河野「Aー？」
名前を呼びながら、その道を辿る。
小さい電気が一つついてるだけで
かなり足元は見にくい。
……あれ？
なんで倉庫にも電気がついて……
本能が、「ここにいる」とわかった。
気づいたときには走り出していて、
そのまま中を確認せず倉庫に飛び込む。
河野「A…ッ！」
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Shiu(プロフ) - シキさん» 温かいコメントありがとうございます…！そして他作品も読んでくださってるみたいで…！すごく凄く嬉しいです、ありがとうございます！この作品もまた読み返して貰えるようなお話になるよう頑張ります！ありがとうございます！ (4月10日 21時) (
レス) id: de23370fb2 (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - ゆかさん» はじめまして！瑠姫くんJAMの方に読んでもらえてすごく嬉しいです……！ふたりが付き合うかどうか、今後の展開をお待ちいただけますと幸いです( ,,._.,,)温かい励みになります！ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月10日 21時) (レス) id: de23370fb2 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 初コメ失礼します。お久しぶりの更新ありがとうございます。Shiu様のお話どれも何回も見返すくらい大好きなので嬉しいです。ご自分のペースで無理なさらないでください。また更新楽しみにしてます♡ (4月9日 19時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 初コメです☆久々の更新待ってましたよ☆あたしるんき推しの瑠姫くんJAMなのでこの話し書いてくれて嬉しいです(/ω＼)♡過保護すぎる瑠姫くんも大好きなので早く(合宿中とかで)主人公と瑠姫くん付き合って欲しいです♡無理せず更新頑張ってください☆ (4月5日 21時) (レス) id: 826cdd421b (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - りんさん» はじめまして！温かい感想とお言葉ありがとうございます！身に沁みます(T_T)これならも楽しんでいただけるようがんばりますね！！とても励みになります！ありがとうございます！！ (2021年9月18日 12時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年8月27日 11時
