双子じゃない赤の他人だ

番外編 続き ページ33

『どの金魚がいいの』


「んー?じゃあ アレ」


彼が指さす方には小さい黒い金魚
アレなら取れるか



「ちっさくてオマエみてェ」


『あ？誰がチビだって?』


こっちを見ながらニヤニヤと笑う男
初対面の癖に失礼な奴だな


『まあ いい しっかり見てなよ』


目的の金魚に狙いを定め
ポイを腹の下に差し入れ一気に持ち上げた


『よし』


捕まえたと思った瞬間金魚が跳ね
逃がしてしまった


ﾎﾟﾁｬﾝｯ


その拍子にはねた水が顔にかかった


『……』


「ｸｸ…へたくそ」


イラッ


『じゃあ どっちが先に
あの黒金魚が取れるか勝負するか?』


「あは♡いいぜ やってやる」



こうして二人の熱い戦いが始まった



…………………
で結果は
……………





店「この金魚やるから
もう勘弁してくれ!!」


ポイの在庫がなくなってしまうと
店主に泣き付かれてしまい勝負は
決着がつかないまま終わった


今思うとやり過ぎたか
お金使いすぎた



「ん」


『?』


男が差し出してきたのは先程の金魚


「やる オレ世話とかすんの面倒くせェし」


『はあ!?』


じゃあなんで あんなにやってたんだよ!!


「まぁ今回は引き分けってことでさぁ
次は何か賭けようぜ 例えば…《半間さん


後ろを向くと知らない男が立っていた


「そろそろ時間です」


半?「は？もうかよ ……だりぃ」


時間……?


半?「またな 黒ちび♡」


『っ…誰が黒ちびだ!!』



本当失礼な奴!!



┈┈┈┈┈┈┈



purururu


《なんだ半間》


『 聞いてくれよ
さっきさぁ面白い奴見っけたぜ』


《?》


『マイキーそっくりの奴』


《!!……詳しく聞かせろ》


『オマエならそういうと思ったぜ 稀咲』





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

はい 番外編『金魚すくい』は
これで終わりです

初めて書いたので
思ってたのと違ってたらごめんなさい!!

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