双子じゃない赤の他人だ

番外編『金魚すくい』 ページ32

海馬ちゃ様からのリクエスト 半間くんです!!

内容は2005年8月3日の夏祭りです

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2005年8月3日



マイキー達に誘われて来た夏祭り
予定よりだいぶ早く来てしまったが


屋台はもう出ているので
暇つぶしに見て回っていた


どこの屋台も客が多く並んでいたのに
一軒だけ違った



店「なぁ 兄ちゃん そろそろ諦めねぇか?」



「……」



金魚すくい その屋台にいる
たった一人の男が『罰』とかかれた
方の手にポイを持ち

ジーッと金魚を目でおっていた

その足元には破れたポイが無惨に散らばっている



「ねぇママ 僕も金魚すくいしたいよ」

「あ 後にしようね」



誰も近づけないこの状況の中
私は気にせず彼の元に向かった



『おじさん一回いいですか?』



店「お おう」



「!……マイキー」ボソッ



男性はこちらを向くと目を見開き
マイキーと呟いたが無視した

その後もこちらを見ていたが
また金魚へと目線を向ける彼



『……下手くそ』


「あ？何 いきなり」


『動きが素早いやつはさけなよ
あと大きいやつもダメ

アンタには絶対とれないから』



言い方は悪いが大物を狙うと
紙が破れやすく中々取れないのだ

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