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20xx.x.xあなたが眠って3日目
8:00-朝食を隣で。顔色が良い。
10:00-いつもの3人組がお見舞いにくる。
12:00-私はメンタルケアへ。
14:00-少しお昼寝をする。
16:00-ペンギンさんがくる。
18:00-青鬼さんがくる。お菓子を持ってきてくれた。
20:00-私は自分の病室へ戻る。
22:00-あなたが息をしているか心配でこっそり病室を抜けてきた。
20xx.x.xあなたが眠って4日目
8:00-あいにくの雨。少し部屋がじめっとする。
10:00-くまさんがお花を持ってきた。可愛いガーベラ。
12:00-私はメンタルケアへ。
14:00-赤いスーツのおじさま達がたくさん。
16:00-ペンギンさんがくる。今日は猫さんも一緒。
18:00-青鬼さんがくる。なか卯ってところのご飯を持ってきていた、美味しそう。
20:00-私は自分の病室へ戻る。
22:00-月が綺麗な夜だわ。
20xx.x.xあなたが眠って5日目
8:00-無馬さんという人がお花をもってくる。
10:00-いつもの3人組がお見舞いにくる。ひのらんさんが今日はタコスじゃなかった!驚き!美人!
12:00-私のメンタルケアは今日で終わり。ももみ先生、ありがとう。
14:00-母も一緒に院長先生とお話し。明日退院することになる。
16:00-ペンギンさんがく
成「なにそれ?日記?」
嬢「ええ、Aさんが起きた時に寝てる間あったことを教えてあげなくちゃ!と思って」
成「そうか、シェリーがいつもそばにいてくれてるもんな、ありがとな」
嬢「これじゃ足りないわ。Aさんへたくさん感謝を伝えなきゃいけないし」
成「そっか、まぁでも無理するなよ?ちゃんと休んで?」
嬢「ペンギンさんもね、ほら見て、あなたと青鬼さん毎日きてるんだから!」
成「当たり前だろ」
日記を閉じて、そっとAさんの手を握る。
包帯だらけだったのも少しずつ減っていき
たくさん繋がっていた管もあと2、3本。
嬢「私明日、退院するの。ロスヨントスへ帰る日も近いわ。お父様の件、早く決着をつけなきゃいけないし…」
成「そうか、寂しくなるな」
嬢「このままさよならなんて嫌よ。だからどうか、無理はしないで、それでも目をあけてほしい。ちゃんとあなたを見てお礼を言いたいの」
そっと頬に触れる。
こんなにも、あたたかいのに。
-ピ、ピ、ピピッ、ピピッ
少し心電図の音が変わる。
ペンギンさんと目を合わせる。
成「今のままでもちゃんと聞こえてるよ」
嬢「ええ、そうみたい」
成「Aちゃん」
嬢「Aさん、あのね、今日はね、」
...
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せぶみ(プロフ) - pompomさん» コメントありがとうございます!いつか終わりがきます、どうかその時がくるまで楽しんでいただけるよう頑張って書きますね! (5月6日 23時) (レス) id: 5df8dcb2ea (このIDを非表示/違反報告)
せぶみ(プロフ) - tama5さん» 暖かいコメントありがとうございます( ;ᯅ; )今後主人公がどうなっていくのか、どうぞ見守っていただけると嬉しいです! (5月6日 23時) (レス) id: 5df8dcb2ea (このIDを非表示/違反報告)
せぶみ(プロフ) - 桜さん» たくさんコメントありがとうございます!trnさんとの話はいつか書きたい!と思っていたのでちょい出しできてよかったですし、これから更に出てきますよー(`・ω・´)お楽しみに!! (5月6日 23時) (レス) id: 5df8dcb2ea (このIDを非表示/違反報告)
pompom(プロフ) - 更新が本当に楽しみなぐらい引き込まれる作品で何度も読み返してはワクワクドキドキしてます。終わらずずっと続けて欲しいぐらいです。ゆっくり無理せず更新頑張ってください! (5月1日 0時) (レス) @page37 id: 89147db5d4 (このIDを非表示/違反報告)
tama5(プロフ) - 占ツクでこんなにも涙した小説は貴女が初めてです、、素敵な作品に出会わせてくれてありがとう。どうか無理はせず自分のペースで綴ってください。次の更新を心よりお待ちしてます。 (4月27日 21時) (レス) id: fbbcfa8be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せぶみ | 作成日時:2024年3月22日 10時