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重たい足を引きずりながら部屋を出て
手術室の前に行くとちょうどランプが消えて
中から命田さん達が出てくるのが見えた。
その後にたくさんの管に繋がったAちゃんの姿が
ちらっと見えた。
嬢「ドクター!!!Aさんは!!??」
命「落ちついて、大丈夫、生きているよ」
嬢「ほんとに?!ほんとっ、に?!」
命「まだ意識は戻ってきてないが、心拍も安定した。ほら君も、後ろの君たちも安静にしてなさい」
嬢「よかった…っ!あぁ、よかったぁ!!」
泣きながらしゃがみ込むシェリー。
後ろにいた俺も、目頭が熱くなる。
ポンと通りすがりに鳥野が肩をたたく。
成「あ、ありがとう、鳥野っ」
鳥「あとはあの子次第、強い子だから、きっと大丈夫」
成「うん」
鳥「お前もしっかり休め、詳しい容態は隊長から説明があるから一旦座ってろ」
そう言われた途端、体の力が一気に抜けて
バランスを崩した。が、ガバッと肩と腰を
らだおが支えてくれた。
ら「よし、行くぞ」
成「うん」
支えてもらいながら病室へ移動する。
そうか、生きてる。
よかった、本当によかった。
ら「意外と泣き虫なんだな」
成「…うるせぇ」
病室には安心したのかすやすや眠るシェリーがいて。
皇帝、ドリさん、らだおと俺。
それから鳥野、ましろ先生、命田隊長。
モニターには集中治療室で眠るAちゃんが映っていて
その横には何枚もの写真とレントゲン。
命「まずは、ここから説明していこうか、」
そういって写真を指さしながら
Aちゃんの容態の説明が始まった。
...
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せぶみ(プロフ) - pompomさん» コメントありがとうございます!いつか終わりがきます、どうかその時がくるまで楽しんでいただけるよう頑張って書きますね! (5月6日 23時) (レス) id: 5df8dcb2ea (このIDを非表示/違反報告)
せぶみ(プロフ) - tama5さん» 暖かいコメントありがとうございます( ;ᯅ; )今後主人公がどうなっていくのか、どうぞ見守っていただけると嬉しいです! (5月6日 23時) (レス) id: 5df8dcb2ea (このIDを非表示/違反報告)
せぶみ(プロフ) - 桜さん» たくさんコメントありがとうございます!trnさんとの話はいつか書きたい!と思っていたのでちょい出しできてよかったですし、これから更に出てきますよー(`・ω・´)お楽しみに!! (5月6日 23時) (レス) id: 5df8dcb2ea (このIDを非表示/違反報告)
pompom(プロフ) - 更新が本当に楽しみなぐらい引き込まれる作品で何度も読み返してはワクワクドキドキしてます。終わらずずっと続けて欲しいぐらいです。ゆっくり無理せず更新頑張ってください! (5月1日 0時) (レス) @page37 id: 89147db5d4 (このIDを非表示/違反報告)
tama5(プロフ) - 占ツクでこんなにも涙した小説は貴女が初めてです、、素敵な作品に出会わせてくれてありがとう。どうか無理はせず自分のペースで綴ってください。次の更新を心よりお待ちしてます。 (4月27日 21時) (レス) id: fbbcfa8be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せぶみ | 作成日時:2024年3月22日 10時