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拝啓 夏油一派の奴らへ ページ2

 拝啓 夏油一派の奴らへ










 視点 なし


 ストリートの看板に縄が吊ってある。


 その先には補助監督の首がかかっていた。





伊地知
「 君たち歳は? 」


菜々子
「 十五ぉ〜 」


伊地知
「 まだ子供じゃないですか
 今ならまだ引き返せます。 」



 伊地知の目線の先には二人の女子高校生が映る。



伊地知
「 善悪の区別もついていないでしょう 」


菜々子
「 カッチ〜ン
 美々子ぉ、アイツゲロムカつかねェ? 」


美々子
「 吊るす?菜々子 」





菜々子
「 アンタらは知らねぇだろ 」


菜々子
「 地図にも載ってねー様なクソ田舎で
 呪術師がどういう扱いを受けてるか 」


菜々子
「 善悪?そんなんアンタらで勝手にやってろし
 夏油様が言えば黒も白だし白も黒なんだよ。 」


菜々子
「 私たちはあの人が見据える世界を信じてる 」


菜々子
「 邪魔する奴は、 」


美々子
「 吊るしてやる!! 」


 その時、菜々子と美々子の後ろでビルが半壊する音が聞こえた。


菜々子、美々子
「 !! 」


菜々子
「 はぁ?? 」


菜々子
「 ミゲル!?アンタ何してんの!!? 」


ミゲル
「 見テ分カレ!! 」


五条
「 しぶといな 」


ミゲル
「 ! 」


 ミゲルはパァン、と音を出して五条の攻撃を受け流す。


五条
「 … 」


 五条 視点


五条
( あの縄…珍しい呪いが編み込まれているな
 こっちの術式が乱される )


 ミゲル 視点


ミゲル
( モウ半分モ残ッテナイ…!! )


ミゲル
「 コレ一本編ムノニ俺ノ国ノ術師ガ
 何十年カケルト思ッテル!! 」


五条
「 知るか
 ボビー・オロゴンみたいな話し方しやがって 」


呪霊
『 ばぁあ゛ 』


五条
「 邪魔だ 」


美々子、菜々子、伊地知
「 !! 」


ミゲル
( コレガ夏油ノ言ッテイタ " 無下限呪術 "
 原子レベルニ干渉スル緻密ナ呪力操作デ空間ヲ支配スル )


ミゲル
( ソレヲ可能ニシテイルノガ、アノ目カ!! )


ミゲル
( ノルマ マデ、アト十分弱… )


ミゲル
「 死ンダラ祟ルゾ!!夏油!! 」










 A 視点


A
( 五条先生はあの異人の相手か… )





 ____ ズキッ





A
「 ____ ! 」


A
( 痛ッ… )


A
「 …はぁ… ( 家入さんの所行ってから、呪霊狩りするか… ) 」


A
「 !! 」





A
「 …雑魚、ばっかりじゃないみたいだね ____ 」


呪霊
『 キひィ 』
 
 

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年4月20日 8時

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