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A 視点
A
( 物凄く濃い呪力量…っ、、 )
風にのって飛んでから呪力量は、
他の任務より異なりとても濃く、重いものだった。
A
( 特級の中でも、特級だな… )
A
( 生まれたてだとしても、
この呪力を持ってるならば…キツイかもしれない。 )
A
「 朱雀、この辺で、 」
と同時に朱雀の背から飛び降り、
民家の屋根の上に着地する。
朱雀の術式を解除して、例の場所まで走る。
霊園の入り口まで走ると、
見慣れた黒スーツの人が立っていた。
A
「 遅れました！ 」
補助監督
「 西園寺特級術師！ 」
A
「 状況は、 」
補助監督
「 一般の方は半径ニキロに入らないように
外に出しました。 」
補助監督
「 また呪霊ですが、
生まれたてでまだ呪力、呪術が安定していないと思います。 」
補助監督
「 …叩くなら今です。 」
A
「 …りょーかいしました。 」
補助監督
「 すいません、休みの日でしたのに… 」
A
「 良いですよ、休みは十分満喫できましたし、
…呪いから人を助けるのが俺の役目ですから。 」
A
「 …では行って来ます、 " 帳 " お願いします。 」
補助監督
「 分かりました。
" 闇より出でて闇より黒く その穢れを禊ぎ祓え " 」
空から黒い帳が降りてきたのを確認して、
霊園の中へと入る。
A
「 っ… 」
A
( 一般人巻き込まれてなくて良かった…
特級といえど助けれるか分からなかった…。 )
霊園の奥へと走り続け、呪力の根本を探す。
A
「 …！ 」
人の墓石の前にわらわらと集まる蝿頭を刀で切っていく。
A
( 多い…、元から湧いてたやつか…、
それとも、、奥の特級呪霊の影響か… )
A
「 " 四神操術 西
朱雀とは違う、白い大型の虎を影から出現させる。
A
「 白虎、俺よりも先に行って潰してこい。 」
白虎は俺の命令を聞き、
スピードを上げて霊園の奥へと走って行った。
A
( …空中戦を得意とする朱雀より、
陸上での戦闘を得意とする白虎に切り替えたが… )
A
( これが吉と出るか凶と出るか…だな、 )
A
( 俺の体力と呪力の問題もある、
速く仕留めないと… )
A
( 一人で、守るんだ…、この街を…！ )
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年1月24日 20時
