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A 視点
結衣
「 まま！！ 」
A
「 ！ 」
十分くらい待っていたら、
女性の方が迷子センターを訪れた。
結衣の母親
「 結衣をここまで連れて頂きありがとうございました…
本当に、なんと言って良いか… 」
A
「 いえいえ！泣いている結衣ちゃんを見つけたので…
当たり前のことです、気にしないで下さい。 」
泣きそうになりながら礼を言う結衣ちゃんの母親を宥める。
A
「 …結衣ちゃん、お母さんといつまでも仲良くね。 」
結衣
「 うん！おにいちゃん、ありがとう！ 」
結衣の母親
「 本当にありがとうございました！ 」
A
「 … 」
結衣ちゃんに手を振り、
母親には一礼して自分も迷子センターを出た。
A
( " お母さん " …、、 " 母親 " ね…。 )
A
( 楽しかった、、 )
特級術師である俺はまともに高校生としての生活を送れていない。
だからこそ今日の休みは嬉しかった。
A
( また明日から任務か…、
交流会までは一ｹ月弱ある、、 )
A
( 五条先生…頑張って…、
俺の身体にも支障がでるから、 )
割と本気で。
A
( …電話、補助監督さんから…？ )
A
( 任務はないはずなのに… )
A ��
「 はい、西園寺です。 」
補助監督 ��
「 西園寺さん！
今すぐ " 浅野霊園 " という場所に
来て頂けませんか！？ 」 架空の場所です
A ��
「 え、どうして… 」
補助監督 ��
「 霊園より膨大な呪力量を吸収して、
たった今… 」
補助監督 ��
「 特級呪霊として認定されました…っ、 」
A ��
「 ！、分かりました、最速で向かいますので、
一般の人の安全の確認をお願いします！ 」
補助監督 ��
「 はい！ 」
A
「 くそっ… 」
私服から制服に着替えている時間もないと判断したので
着替えずに私服で、刀を持って指定された場所へと向かう。
A
( 地味に遠いな…初めての場所だし、
尚且つ土地勘がない、 )
走るのを諦めて、術式を使うことにした。
A
「 "
呪力を込めてそう呟くと自分の影から、
炎のように紅い翼を広げた巨大な鳥が出てきた。
朱雀に簡単に指示を与えて背に乗る。
走るよりも速く、
朱雀は空に飛び立ち目的の場所まで急いだ。
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年1月24日 20時
