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拝啓 成長覚悟、後輩たちへ ページ45

 拝啓 成長覚悟、後輩たちへ










 A 視点


A
「 悠仁、胴体ガラ空き、
 恵、もっと身体を柔軟に、野薔薇、受け身とる。 」


虎杖
「 うす、! 」

伏黒
「 っ、はい…! 」


釘崎
「 空中で言われても゛っ…!! 」


禪院
「 …随分と上の空だな、A、 」


A
「 真希、あー…、 」


禪院
「 …記憶のことか? 」


A
「 …はは、まぁね。 」


 今は体術の授業中、

 出張に出向いた五条先生の代わりに俺が後輩たちを見ている。





 ___ 西園寺邸 呪力暴発事件





 未登録の特級呪霊、それと


A
「 ___ 領域展開、 」


 " 命 " を贄にする領域の展開、


 これを明らかにするのは俺のなくなってしまった記憶が鍵、


A
「 …( こーゆー時は、 ) 」


A
「 よし、組手やめ、…休憩挟んだ後に、
 一年は俺と手合わせしよっか、 」


伏黒
「 …! 」


釘崎
「 西園寺先輩と…? 」


虎杖
「 うす!誰からやりますか? 」


A
「 んー…、 」


A
「 …俺対一年全員、術式アリ、まずは十分間でやってみよ! 」


虎杖、伏黒、釘崎
「 !! 」


伏黒
「 術式アリって…つまりそれは先輩も術式使うってことですか…? 」


A
「 んーん、俺は五条先生に術式使用が禁止されてるし、
 あくまで呪力を纏った攻撃のみにするよ。 」


釘崎
「 万が一、怪我させたらどうするつもりなの、 」


A
「 怪我するつもりはないし、万が一怪我した時は
 反転術式で治すからそこの心配はなしで。 」


A
「 二年も適度に休憩ねー、 」


狗巻
「 しゃけ! 」


パンダ
「 おうよ! 」










A
「 これから十分間、 " 死ぬ気 " で、
 憎き相手を殺す勢いで俺に攻撃を仕掛けてね。 」


虎杖
「 はい! 」


釘崎
「 分かったわ、 」


伏黒
「 分かりました。 」


A
「 君たちがこの短期間でどのくらい成長したか、
 とっても楽しみだよ。 」


 羽織っていた上着を棘に渡して、三人に向き直る。


A
「 さ、初手は三人に譲るよ。
 どっからでもきてよ。 」


 三人は予めフォーメーションを決めていたのか、
 すぐに動き出した。

 悠仁が真正面から向かい、
 視覚となっている所から釘と玉犬の攻撃が飛んでくる。

 悠仁のパンチを手で捌き、
 釘と玉犬の爪の威力を刀身を鞘にしまってある状態の刀で
 相殺する。


A
「 良いね!連携は取れてるよ! 」

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年1月24日 20時

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