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五条 視点
五条
「 A起きたって！？ 」
恵に言われて医務室に急ぐ。
恵たちは教室で留守番させておいたから良し、
そして、Aは寝た状態で硝子と何かを話していた。
家入
「 五条うるさい、病人いるんだぞ。 」
五条
「 ごめん、、A…気分は？ 」
A
「 …、っ… げほっ、 」
五条
「 …なんて？ 」
口を少し開いたかと思えば咳をするA、
家入
「 …一週間も眠ってて急に喋れるわけがないだろう、
絶対安静だ、任務も暫く禁止だ。 」
五条
「 …分かった、
Aの任務は暫く僕に回すように
家入
「 …普段働かないツケが回ってきたな。 」
五条
「 やだなぁ硝子、
僕はいつだって生徒思いの
家入
「 どの口が言ってんだか…、 」
上層部
「 西園寺が動けない？抜けた穴はどうするのだ。 」
五条
「 そんなの私が代わりにやりますよ。
任務が加わったところで私にはなんの支障もありませんし、 」
上層部
「 …分かっているだろうな五条、
学生でも動けないやつは死と同然だ。 」
五条
「 んなこと分かっておりますよ。
任務がない間は当面、後輩の育成をしてもらうつもりです。 」
上層部
「 … 」
五条
「 何か？
西園寺に続く術師を育てるのも大切でしょう。 」
上層部
「 …そうだな、…ただし、 」
五条
「 … 」
上層部
「 期限を決めよう、一ヶ月だ、
それを過ぎても術師として活動が出来なければ西園寺は追放だ。 」
五条
「 …分かりました。 」
五条
「 ほーんとやんなっちゃうねぇ、 」
五条
( ま、Aが追放になったとしても
僕が個人的に資金援助すれば問題ないだろうね、 )
五条
「 頭の固い
めんどくさいことな、 」
五条
「 ね？硝子、 」
家入
「 なんで私に言うんだよ。 」
唯一の同期である硝子に上層部のことを愚痴る。
五条
「 だってAには言えないことだし、
恵とかにはあしらわれるし、 」
家入
「 はっ、それはどんまいだな。 」
五条
「 冷たいよ、しょーこ、 」
家入
「 五条がいつも変なことをしているから
伏黒とかにもぞんざいに扱われているのだろう。 」
五条
「 今日は一段と辛辣だね…硝子、 」
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年1月24日 20時
