検索窓
今日:102 hit、昨日:68 hit、合計:57,257 hit

 _ ページ42

 A 視点


A
「 …、あぁ…、 」



 頭がぼーっとする。



 耳鳴りが酷い。



 周りがしっかりと見えない。



 今はただそれしか考えられなかった。


 その時、周りを仕切られたカーテンがシャッ、と
 開く音と共に見覚えある人が顔を出す。


A
「 …めぐみ、…、 」


伏黒
「 な、…!先輩っ…! 」


 恵は分かりやすく驚いて、俺の近くにしゃがむ。


伏黒
「 大丈夫、、じゃないと思いますけど、
 ここどこか分かりますか? 」


A
「 …どこ、…こうせん…、? 」


伏黒
「 そうです、高専の医務室です、
 先輩が自力で帰って来てから一週間とちょっと経ちました。 」


A
「 いっ、しゅうかん…?…、一週間… 」


伏黒
「 …良かった、もう目が覚めないかと思いました…。 」


A
「 ごめん…、、おれ…なんでここに… 」


伏黒
「 …え、 」


A
「 なにしてた、っけ… 、 」










 伏黒 視点


家入
「 …解離性健忘(かいりせいけんぼう)だな、 」


伏黒
「 かいりせい…けんぼう? 」


家入
「 詳しくは分からないが、一部だけ記憶がないことを
 指すんだ、今みたいな西園寺の状態だな。 」


家入
「 高専のことも私や伏黒のことも忘れてないだろ? 」


伏黒
「 確かに…、 」


家入
「 悪いが伏黒、五条呼んできてくれないか? 」


伏黒
「 分かりました。 」


 家入さんに頼まれた通りに五条先生を探しに行く。


伏黒
( 昼休みだし…教員室か?、、 )


 教員室を覗くが五条先生らしき人は見当たらなかった。


伏黒
( どこにいるんだ…五条先生、 )
「 …!、あ、伊地知さん… 」


 校内を歩いている補助監督の伊地知さんを見かけて声をかけた。


伊地知
「 おや伏黒くん、どうしたんですか? 」


伏黒
「 すいません急に…五条先生見てませんか? 」


伊地知
「 あぁ…五条さんは先ほど教室行ってくると仰ってましたよ。 」


伏黒
( 教室! )
「 ありがとうございます! 」


伊地知
「 いえ、お気をつけて。 」










伏黒
「 五条先生! 」


 教室に戻ると伊地知さんの言った通り五条先生は
 虎杖と釘崎と共に雑談をしていた。


虎杖
「 お、伏黒じゃーん!どしたのそんな慌てて、 」


伏黒
「 …、五条先生、西園寺先輩が目を覚ましました、 」


五条、虎杖、釘崎
「 !! 」


伏黒
「 …ですが、一部記憶がないです。 」


五条
「 は…? 」

 _→←拝啓 最強候補の生徒へ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年1月24日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。