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 五条 視点


五条
「 六眼があればある程度の術式は把握できるけど、
 Aのは別だね。 」


家入
「 ?分からないのか? 」


五条
「 いや、分かる。
 …けど " 四神操術 " なんて見たことも聞いたこともないね。 」


五条
「 降霊術とかはあるけど、四神を式神みたいに操るのは
 Aのみの術式だね。 」


家入
「 要するに、Aの術式も領域も全てが謎なんだな。 」


五条
「 簡単にまとめるとそうなるね。 」


五条
「 これも宿儺の影響なのかなー… 」


家入
「 虎杖が宿儺の器になってから、
 何かの歯車が回り始めたようだな。 」


五条
「 いやほんとに、 」










五条
「 …え、恵、領域展開できたの? 」


伏黒
「 …はい、不格好で完全ではないですけど… 」


五条
「 …良くやったね…、 」


 任務後、ボロボロの状態で高専に戻って来た恵の頭を
 ポンポンと撫でる。


 八十八橋、一年ズが任務に当たった場所、

 宿儺の指を取り込んだ特級呪霊と
 呪詛師たちが高専から盗んだ呪胎九相図の二番と三番、


 そしてその特級呪霊と対決した恵からの報告、


 恵の覚醒、 ___ 領域展開 嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)


伏黒
「 先輩を見て、俺も強くならないといけなくて、、 」


五条
「 うん、良く頑張ったね、流石恵…偉いよ。 」


伏黒
「 …ありがとうございます… 」


 恥ずかしそうにする恵、


虎杖
「 俺まじビビったんだからー!
 伏黒血だらけで倒れてるし! 」


釘崎
「 先に死ぬんじゃないわよ! 」


伏黒
「 あの時は必死で…すまん、 」

家入
「 …伏黒もそうだが、二人もそうだ。特に釘崎、
 お前の腕、傷は残らないが自分の身体は大切にしろ。 」


五条
「 …三人ともお疲れサマンサー!
 Aが聞いたら喜ぶね!後輩の成長は嬉しいと思うよ、 」


虎杖
「 俺、ぜってー先輩より強くなるって決めたんだ! 」


五条
「 ふふ、その前にAから一本取れなきゃ、
 話にならないよー ( 笑 ) 」


虎杖
「 …先輩と手合わせしたいし、
 まだまだ力及ばず、って感じだし…俺、 」


五条
「 …Aは強いんだよ、いつか僕よりも…。 」


釘崎
「 ?何か言ったー? 」


五条
「 いーや別に、この後は僕の奢りでなんか食べに行こっか! 」


 その一言で医務室が騒ぎになったのは言うまでもない。
 

 

 
 

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年1月24日 20時

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