_ ページ40
五条 視点
五条
「 六眼があればある程度の術式は把握できるけど、
Aのは別だね。 」
家入
「 ?分からないのか? 」
五条
「 いや、分かる。
…けど " 四神操術 " なんて見たことも聞いたこともないね。 」
五条
「 降霊術とかはあるけど、四神を式神みたいに操るのは
Aのみの術式だね。 」
家入
「 要するに、Aの術式も領域も全てが謎なんだな。 」
五条
「 簡単にまとめるとそうなるね。 」
五条
「 これも宿儺の影響なのかなー… 」
家入
「 虎杖が宿儺の器になってから、
何かの歯車が回り始めたようだな。 」
五条
「 いやほんとに、 」
五条
「 …え、恵、領域展開できたの? 」
伏黒
「 …はい、不格好で完全ではないですけど… 」
五条
「 …良くやったね…、 」
任務後、ボロボロの状態で高専に戻って来た恵の頭を
ポンポンと撫でる。
八十八橋、一年ズが任務に当たった場所、
宿儺の指を取り込んだ特級呪霊と
呪詛師たちが高専から盗んだ呪胎九相図の二番と三番、
そしてその特級呪霊と対決した恵からの報告、
恵の覚醒、 ___ 領域展開
伏黒
「 先輩を見て、俺も強くならないといけなくて、、 」
五条
「 うん、良く頑張ったね、流石恵…偉いよ。 」
伏黒
「 …ありがとうございます… 」
恥ずかしそうにする恵、
虎杖
「 俺まじビビったんだからー!
伏黒血だらけで倒れてるし! 」
釘崎
「 先に死ぬんじゃないわよ! 」
伏黒
「 あの時は必死で…すまん、 」
家入
「 …伏黒もそうだが、二人もそうだ。特に釘崎、
お前の腕、傷は残らないが自分の身体は大切にしろ。 」
五条
「 …三人ともお疲れサマンサー!
Aが聞いたら喜ぶね!後輩の成長は嬉しいと思うよ、 」
虎杖
「 俺、ぜってー先輩より強くなるって決めたんだ! 」
五条
「 ふふ、その前にAから一本取れなきゃ、
話にならないよー ( 笑 ) 」
虎杖
「 …先輩と手合わせしたいし、
まだまだ力及ばず、って感じだし…俺、 」
五条
「 …Aは強いんだよ、いつか僕よりも…。 」
釘崎
「 ?何か言ったー? 」
五条
「 いーや別に、この後は僕の奢りでなんか食べに行こっか! 」
その一言で医務室が騒ぎになったのは言うまでもない。
184人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年1月24日 20時