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 A 視点


A
「 っ… 」



 " 僕ね、皆に強くなって欲しいんだよ "



 " 強く聡い仲間を育てるんだ "










 " …絶対帰ってくること "



A
「 …帰って、帰りますよ…、 」


 
 " あんな腐った所、人間の住む場所じゃない "



A
「 …ほんと、に…なっちゃったじゃん… 」


A
「 本当に…人間の住む場所じゃない… 」


呪霊
『 りっ、パになる、ナるる、 ナレ、 』


A
「 …あ゛ー… 」


 壁を使って立ち上がる。


A
「 …ふー…、 」


A
「 " 領域展開(りょういきてんかい)


 手を組み、祈るようにする。

 その周りに桜の花弁がふわりと現れる。


A
花鳥風月(かちょうふうげつ) " 」


 指をパチンと鳴らすとあちこちに桜の花弁が
 嵐のように舞い始める。
 

A
「 " 舞え " 」


 分裂した呪霊や蝿頭に桜の花弁が触れた瞬間、
 炎や水を纏いながら爆発を始めた。
 

A
( ミリ単位で爆散すれば分裂するはずもない、っ…
 したとしても、蝿頭レベル…、 )


A
( それも " 桜 " で仕留めれば良い… )


A
( これ以上…無理、 )


 ブシュッ、と眼、鼻、口ありとあらゆる穴から
 血が流れ始める。





 " 領域展開 花鳥風月 "


 自分の呪力を " 桜 " の花弁に変換して、
 一定以上の呪力を持ったモノを四神の力で爆散させる

 呪力が底をつかない限り " 桜 " を出せる

 呪力が底をついた場合、
 代わりに " 自分を贄 " に再度 " 桜 " を出すことも可能

 
 朱雀…炎の爆散 ( 炎で肉体を焼き尽くす )

 白虎…空気の爆散 ( 風で肉体を裂く )

 青龍…水の爆散 ( 水圧で肉体を潰す )

 玄武…呪力の爆散 ( 術師の呪力を流し込み内から爆発 )





A
「 ごふっ… 」


A
( 血の、出し過ぎ… )


 爆散を終えた桜は光となり(そら)へと戻る。


A
( 呪力も、底をつきかけ…視界もチカチカ…、 )


A
( …一か八か…、 )


A
「 " 四神操術 南 朱雀 " 」


 呪力が乱れ、中途半端な大きさの朱雀を顕現する。

 
A
「 …は、っ…高専…、まで… 」


 朱雀に命令をして空に飛び立つ。


A
( 高専まで、意識…保たないと…、 )


A
( 意識、なくしたら…紐なしバンジー… )


 朱雀の足に掴まれながら空を飛ぶ。


A
( …疲れた…、 )

 



 

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年1月24日 20時

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