拝啓 家柄に縛られ、呪われている自分へ ページ32
拝啓 家柄に縛られ、呪われている自分へ
A 視点
東京校、京都校二つの高校が揃っている部屋に戻る。
五条
「 あ、Aおかえり〜!
二日目の交流会は " 野球 " になったよ! 」
A
「 は、なんで野球… 」
虎杖
「 先輩スポーツできるんすか? 」
A
「 まぁ…人並みには… 」
釘崎
「 よっしゃ!これで勝ち確ね! 」
A
「 あ、… 」
伏黒
「 ?どうしたんですか、 」
A
「 …ごめん、二日目、参加できない…。 」
その言葉に全員が驚きの声を上げる。
虎杖
「 え、なんで!? 」
狗巻
「 高菜!? 」
A
「 ほんとに、悪いと思ってる… 」
五条
「 …A、呪力が乱れてる。
何かあった? 」
A
「 …家に、戻って来いって… 」
それを聞いて、五条先生と葵と憲紀と桃は固まった。
ずっと前、葵と憲紀と桃には自分の家のことを話していた。
同級生ってことで。
東堂
「 ほんとめんどくさいな、お前の家、 」
西宮
「 …えぇ、呆れるわ。 」
加茂
「 無視することは出来ないのか? 」
A
「 …家に戻るか、高専を社会的に潰すか、っていう
条件付き、 」
A
「 五条先生、そんなこと考えたくないけど
もしかしたら…、俺戻ってこれないかもしれない。 」
いつもおちゃらけている五条先生は
真面目な感じで口を開く。
五条
「 そうなりゃ力づくでも家乗り込むから、
Aに限ってそんなことはないと思うけど… 」
五条
「 本当にヤバそうならば連絡を入れて。 」
A
「 …はい、、 」
A
「 ごめんね、皆、空気ぶち壊して、
悠仁、勝つんだよ。 」
虎杖
「 へ、…は、はい! 」
伏黒
「 …先輩、 」
A
「 俺ね、呪われてんだ。
めんどくさい家に、 」
これ以上空気を壊さないように五条先生と外に出た。
五条
「 潰されるたって、僕がいるじゃん。 」
A
「 …言うと思いましたよ。
けど、父さんが何をするか分からない。 」
A
「 物理的には心配ないかもですけど、
社会的に壊されるならば五条先生でも守るのは難しい。 」
A
「 俺の居場所は自分で守りたいんです。
それに…皆には迷惑をかけたくない、 」
五条
「 …Aらしいね。
けどこれだけは約束して。…絶対帰ってくること。 」
A
「 勿論ですよ。
あんな腐った所、人間の住む場所じゃない。 」
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年1月24日 20時