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A 視点
A
( 五条先生…、 )
花御
『 ここは退きます。 』
虎杖
「 は！？何言ってんだよ！ 」
A
「 待って、悠仁、 」
東堂
「 … " 巻き込まれる " ぞ、 」
虎杖
「 え、 」
A
( 恐らく五条先生の術式… )
相変わらずの呪力を纏った攻撃がこちらに届いた。
木々を倒し、大地を削る。
東堂
「 これじゃ、倒せたかもわかんねぇな。 」
A
「 規格外だな…五条先生は、 」
A
「 …一旦、本部まで戻ろう。
交流会の続行は指示を待つ。 」
虎杖
「 はいっ！ 」
こうして特級呪霊、花御との激闘は終わりを告げた。
交流会は一日延期して続行することになったらしい。
今のところ、東京高に一点はいっている。
A ��
「 …は、？ 」
突然かかってきた電話、…非通知である。
出てみれば、どこかで聞き覚えのある声だった。
A ��
「 何で今更かけてくんの？ 」
A ��
「 " 父さん " 」
父親 ��
「 事情が変わったのだ、さっさと戻って来い。 」
A ��
「 知らねーよ、西園寺グループは実の息子と縁を切り、
養子を迎えたんだろ？ 」
俺が高一になった直後の出来事だった。
ネットニュースに取り上げられていたのを見て、
笑った記憶がある。
父親 ��
「 優秀だと思って迎え入れたのだが、
出来損ないだったんだ。 」
A ��
「 …で？戻ってこいと、 」
父親 ��
「 …戻って来い、 」
A ��
「 今まで連絡もしなかったのに都合が悪くなれば
戻って来い？ふざけんじゃねぇよ。 」
A ��
「 こっちはもう自分の道を進んでんだよ。 」
父親 ��
「 …東京都立呪術高等専門学校… 」
A ��
「 は？ 」
父親 ��
「 お前の居場所は分かってる、
私の財力であれば " 潰す " ことだって可能だ。 」
A ��
「 ！…クソ野郎が…、 」
父親 ��
「 口が悪くなって… 」
A ��
「 …潰すのはやめろ、
そっちに行くから学校だけには手を出すな。 」
そう言って返事も聞かず電話を切った。
恐らく言っていることは本気、
財力で潰す…、
A
( …五条先生辺りがやり返すだろうけど、
これは俺の家の問題だ。 )
A
( 巻き込む訳にはいかねぇ… )
切っても切れない " 西園寺 " の呪い、
A
( …交流会、最後だったのにな… )
拝啓 家柄に縛られ、呪われている自分へ→←拝啓 正しい死を求める後輩へ
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作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年1月24日 20時
