拝啓 正しい死を求める後輩へ ページ30
拝啓 正しい死を求める後輩へ
A 視点
悠仁と花御が数歩の距離をとる。
虎杖
「 … 」
悠仁の口からつぅ、と涎が溢れた、
と同時に花御と激突する。
虎杖
「 " 黒閃 " 」
黒い閃光のようなモノと同時に花御の両腕を吹き飛ばした。
A
「 ! " 黒閃 " …、 」
A
( " 器 " のせいか…いや、単純に悠仁の才能があるのか、 )
そのまま悠仁は呪力の " 味 " をしめたのか
四連撃の黒閃を発動する。
A
「 …もう良いだろ、葵…
当初の目的は達成した、俺も信頼回復したい。 」
東堂
「 そうだな、
それでは俺の術式を解禁する。 」
虎杖
「 え?さっきしてたような… 」
東堂
「 詳しくは説明していない。 」
東堂
「 俺の術式は相手と自分の位置を入れ替える、
" 不義遊戯 " 」
A
「 …俺も、頑張りますか…。 」
俺、葵、悠仁が一斉に花御に飛び掛かる。
手を鳴らすたびに位置が入れ替わり、
混乱している隙に攻撃を畳み掛けていく。
大霊槍で悠仁に飛んでくる根を防ぎ、
そのタイミングで花御に拳が飛ぶ。
虎杖
「 ナイス先輩! 」
A
( このくらいで " 領域展開 " は必要ないか…、
ま、使うとしても " 玄武 " 辺り… )
花御も本気になったのか、
左手を拘束していた包帯のようなものを外した。
花御
『 多少は本気を出したほうが良いですね。 』
と、大樹を川底から生やして空中戦に持っていく。
木の根を避けながら花御へと突進する。
A、虎杖、東堂
「 !!? 」
着地点であった大樹がなくなった。
A
( 三人とも落下死は免れる、…! )
「 " 四神操術 南 朱雀 " 」
朱雀を出して足場をつくる。
虎杖
「 おわっ…え…!? 」
A
「 悠仁、混乱するな。
俺の術式だ。 」
虎杖
「 これが、先輩の…っ、 」
A
「 すぐ攻撃がくる、
地上に降りた瞬間切り替えろ。 」
虎杖
「 はい! 」
東堂
「 おうよ! 」
そして元の攻防に続く。
A
( クソが、…三対一だぞ…耐久性ヤバいな… )
花御
『 そろそろですね…、 』
A
「 な、っ… ( 花御が纏う空気が変わった、 ) 」
花御
『 " 領域展開 朶こ … 』
そう言いかけた時、
呪詛師が降ろした帳が上がった。
A
「 帳が… 」
虎杖
「 ん…?あれって…、え…!? 」
空を飛ぶ黒いナニカ、
虎杖
「 五条先生!? 」
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年1月24日 20時