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A 視点
「 A、選手…交代だ…、! 」
真希はニヤリと笑う。
A
「 …?、っ!葵!悠仁?! 」
その言葉にはてなを浮かべていたら
何故か上から葵と悠仁が降ってきた。
葵はちゃっかり花御から真希を奪い返していた。
A
「 …ごめん真希、判断をミスった。 」
「 良いんだよ、、 」
東堂
「 いけるか
虎杖
「 おう! 」
そのまま真希と恵は
どこからか現れたパンダに背負われて帳の外へと行った。
A
「 あー…ほんと、なっさけねぇな…俺、 」
東堂
「 いや、それで良い、お前は一人で抱え込みすぎだ。 」
A
「 …葵、 」
虎杖
「 そーっすよ、先輩!
…そんじゃ、いきますか。 」
ぐるぐる腕を回して花御に向かう悠仁、
A
「 …葵は…?やんないの? 」
東堂
「 "
俺は手を出さない。 」
A
「 " 黒閃 " … 」
A
( 出来るのか…悠仁に、 )
虎杖
「 …お前の仲間に、ツギハギ面の人形呪霊はいるか? 」
花御
『 …いる、と言ったら? 』
悠仁は水面を殴り再び水飛沫と砂埃をあげる。
そのまま花御の顔と胴体に蹴りを三発入れる。
A
( 速い、…
だけど、怒りの感情で攻撃パターンが… )
その考えは葵も同じだったようだ。
戻ってきた悠仁に平手打ちをする。
東堂
「 怒りで呪力を乱し、実力を発揮できず、
負けることもある、 」
東堂
「 その感情一つで勝敗は変わってくる、
だから今は収めろ。 」
と言いもう一発平手打ちをした。
A
「 …やりすぎなんじゃない、葵… 」
東堂
「 痛みがあるのとないのでは
成長速度が違うんだよ、A、 」
A
「 そっか…悠仁、俺も葵と同じ意見だ。
怒りに身を任せても決して良い動きはできない。 」
虎杖
「 …サンキューソーマッチ、ベストフレンド! 」
A
( …葵に飲み込まれてってる… )
A
( だけど " 黒閃 " を狙って出せる術師は存在しない… )
A
( しかし、 " 黒閃 " を経験すれば
術師としての格は上がる。 )
A
( 葵の狙いはこれか… )
東堂
「 手はだすなよA、 」
A
「 はいはい、分かりましたよ…
一回やらかしてますからね、今日の俺… 」
悠仁の成長の為、俺と葵は離れたところで見守ることにした。
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年1月24日 20時