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A 視点
A
「 っ…、 」
刺さった矢を抜けば、黒い制服が徐々に変色していく。
A
「 …
矢から呪力を感じるかと思えば、
恐らく憲紀のものであろう血が付着していた。
加茂
「 そうだ、私の術式だ。 」
A
「 …お前ら、自分の意思とかないわけ? 」
「 …自分の意思があってこれ、
呪術規定に基づき、殺さなきゃいけないのよ。 」
虎杖
「 せ、先輩っ…血が…、 」
A
「 あぁ、こんなん治せるから。 」
すぐさま反転術式で肩の傷を癒す。
加茂
「 !…厄介だな、 」
三輪
「 反転術式…、 」
A
「 軽い傷しか治せねぇけど、
できといて正解だったわ… 」
A
「 …で、何、お前ら死にてぇの? 」
虎杖
「 っ…! 」
A
「 …交流会だぞ、暗殺する場じゃねぇんだよ…、
そっちの事情は知らないけどさ、… 」
その時、パン、と手を叩く音が聞こえて
憲紀と悠仁の場所が入れ替わった。
A
「 !…葵… 」
A
(
A
「 は、葵…仲間割れしてんの? 」
東堂
「 俺の
A
( あー…話通じなくなってる… )
A
「 悠仁、そのまま逃げて、
…じゃないと殺されるよ。 」
虎杖
「 は、はいっ…! 」
殺気を強めに出して、悠仁に有無を言わさず
一旦退場させた。
A
「 …葵、お前は保守派か? 」
東堂
「 俺はそんなの関係ない、
ただ今は
A
「 …何言ってんだお前…、 」
葵に呆れつつ、他の京都高のメンツに再度殺気を放つ。
A
「 良いか、これは交流会だ。
人を呪い、殺す場所ではない。 」
A
「 悠仁が殺されたとして、…
俺は例えお前らでも殺す。 」
そう言ってその場を離れた。
数十分後 ___
A
( あちこちでドンぱちが始まってるな…、 )
A
( 一旦暗殺は終わりってか、 )
A
( 呪霊…見当たらないな… )
A
( …さっき恵の " 鵺 " が桃を落としてるの見たし、
メカ丸のなんか…光ってたし、、 )
A
( これって交流会で、
呪霊を討伐するレースじゃなかったのかな… )
A
( 少なくとも俺が見学した頃はそうだったな… )
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年1月24日 20時