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 A 視点


A
( 俺は空から索敵するかなー… )


 なんかよく分からないけど、
 京都高の皆は悠仁のことをよく思っていないらしい。

 特に真衣と憲紀を筆頭に、だ。


A
( 空を飛んで索敵するのは桃もいるし…、
 なるべく学生同士での戦闘は避けたいところ… )










 数十分前 ___


禪院
「 少なからず向こう(京都高)は悠仁を狙ってくる。 」


A
「 それは悠仁が " 器 " だから? 」


禪院
「 あぁ、呪霊そっちのけでやってその途中で祓えたら
 ラッキー程度に思ってるだろ。 」


A
「 えー…なんそれ、、 」


A
「 どーしよっかな…、
 じゃあ俺、空から索敵しつつ悠仁の護衛に当たるわ。 」


虎杖
「 え゛、でも… 」


パンダ
「 まぁ、それが一番だな。 」


狗巻
「 しゃけ。 」


伏黒
「 …先輩は強いからな、
 多分…いやきっと、京都高なんか敵じゃない。 」


釘崎
「 確かに強かったわ、先輩、 」


A
「 まぁ、間違ってはないけど、
 葵とかやったら体術でボコられるよ。 」


禪院
「 それは間違いない。 」


パンダ
「 A、強いけど細いもんな、 」


A
「 しょうがないじゃん…俺どんなに鍛えても
 腹筋割れるくらいなんだよ… 」


 だとしても葵みたいにマッチョになりたいわけではない。


虎杖
「 …そういえば空から索敵って、
 西園寺先輩の術式は飛ぶのっすか? 」


A
「 んー…俺の術式、使い方によっては
 陸も水も空も、なんでも万能型なんだよね。 」


虎杖
「 …特級、恐るべし… 」










A
( …京都高の呪力が集まってる…、 )


A
「 …っち、…あのじいさん(楽巌寺学長)のせいか… 」


 朱雀の術式を解除して、音もなく高専の森に着地する。


 呪力を辿って走れば、
 悠仁の周りには葵と桃を除いた四人が囲んでいた。


加茂
「 … 」


 そして憲紀が悠仁な向かって弓を放った。


A
( …こうなったら…、 )


 自分から護衛すると言ったのに、
 悠仁は既に血だらけだった。


 だから俺も軽い怪我覚悟で憲紀が放つ弓の斜線上に割り込む。


A
「 っ…! 」


 呪力が込められた数本の矢が音を立てて自分の左肩に刺さった。


虎杖
「 っ…!西園寺先輩!! 」


加茂
「 西園寺…!? 」


真衣、霞、メカ丸
「 …!? 」


A
「 …ぃっ…てぇな、憲紀、
 何、お前俺の後輩を殺そうとしてんだよ。 」


 

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年1月24日 20時

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