検索窓
今日:98 hit、昨日:68 hit、合計:57,253 hit

 _ ページ20

 A 視点



A
「 鼻血…、 」


家入
「 なんでも発熱時は血管の拡張の為に
 鼻血が出やすくなっているそうだ。 」


A
「 そうなんですか…、あ、布団汚してすいません…。 」


家入
「 気にするな、仕事だし新しいの使えば良い。
 ティッシュならそこだ。 」


 数分経てば鼻血も(おさま)った。


A
「 そういえば…俺どのくらい寝てました…? 」


家入
「 あー、一時間ちょっとか?
 そうだな…そういえばショートスリーパーだったよな? 」


A
「 はい、いつも睡眠は六時間未満ですね、 」


家入
「 ま、君にとってそのくらいの睡眠が健康だから
 なんともいえないけども熱ある時はゆっくり休めよ。 」


 そう言って点滴のチューブを腕から外してくれる。


家入
「 どうする、寮に戻るか?
 熱高いしここにいても良いが… 」


A
「 あー、戻ります。
 点滴、ありがとうございました。 」


家入
「 分かった、でも一応、
 今日は部屋の鍵は開けておくんだぞ。 」


A
「 はい、失礼します。 」


 夏のせいでむわんとした廊下をゆっくりと歩く。


A
( 熱…何年振りだろ…、 )


 壁に手をつきながら普段の倍以上時間をかけて歩く。



「 先輩? 」


A
「 …あれ、恵じゃん… 」


 ツンツンのウニ頭が特徴的な恵が近づいてくる。


伏黒
「 なんでここにいるんですか…、
 医務室は…、熱あるんですよ!? 」


A
「 いや、、寝たし寮まで戻れるかな…って、 」


伏黒
「 明らかにフラフラしてるし無理ですよ… 」


伏黒
「 俺一人じゃ運ぶのキツそうなんで、
 五条先生呼びますね、この時間ならどっか歩いてるんで。 」


A
「 恵の五条先生に対する認識面白いね… 」


伏黒
「 喋ってる余裕あったら座って休憩してて下さい。
 丁度談話室近いんで、 」


 恵と二人で談話室に入り、ソファに脱力する。


A
( やべ…動けないやつだ… )


伏黒
「 多分すぐに来るんでゆっくりしてて下さい。
 あと先輩の為に買った水、飲んで下さいよ。 」


 とペットボトルが目の前に置かれる。


A
「 あー…ありがと…、 」


 恵はそう言って俺の隣に腰掛ける。

 無言でスマホをいじり続けていた。


A
( …今はありがたい、喋るのも酷だから、 )


 そして五分もしないうちにサングラス姿の五条先生が
 談話室にやって来た。

 _→← _



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年1月24日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。