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A 視点
A
「 で…そんな先生が俺になんの用すか、 」
五条
「 まぁまぁ、そんな怖い顔しないで、、
僕は君を呪術高専にスカウトしにきたんだよ。 」
A
「 !? 」
五条
「 君のこと、暫く見させてもらったよ。 」
A
「 … 」
五条
「 体術、或いはその力…呪術と言おうか、
それを使い呪霊を倒す。 」
A
「 呪霊… 」
五条
「 そ、君と僕が見ているその潰れた奴こそが " 呪霊 "
人間の負の感情から生み出されたモノ…かな。 」
A
「 …俺をその高専…?に
スカウトして良いことがあるんですか? 」
五条
「 あるよ!
めっちゃ大アリ!僕の地位が上がる! 」
A
「 …は、? 」
五条
「 …それもあるんだけどー、 」
A
( あるのかよ… )
五条
「 呪術の世界って万年人手不足なんだよね、
君が非術師を助けたいと思ってるなら、高専はとても
良い所だと思うんだよね。 」
五条
「 ネカフェに泊まってるでしょ?君、
高専は寮だし、お金は僕が援助してあげる。 」
五条
「 僕は君を高専に誘って地位が上がり、
呪術界では頼りになる人材が確保でき… 」
五条
「 君も三食ついて屋根のある場所で生活ができ、
高校生して、術師として人生を歩める。 」
五条
「 コレほどない関係でしょ? 」
A
( この人、ヘラヘラしててうざいけど… )
A
「 場所にもよります…人や、呪術に関すること…
もう、…人の顔色を見るのは疲れた…。 」
五条
「 …そっか、取り敢えず見においで。 」
今さっき出会った人…五条さんは母様みたいな感じがした。
気のせいだけど、雰囲気が…、
A
「 …五条さん、俺やっぱり見えちゃいけないモノが
見えてるんですか、 」
五条
「 んー?まぁ、呪いのことに関しては後々勉強するし、
高専には " それ " が見えてる人がいるから。 」
五条
「 僕も見えてるし、大丈夫だよ。 」
A
「 …そうですか、 」
五条
「 …つまり、そういうのが見えて
君が苦労したことがあるってことかな? 」
A
「 …はい、家の事情もありますが、
俺はそのせいで親からも、周りからも… 」
五条
「 それは高専に着いてからゆっくり聞くことにするよ。 」
「 それじゃ、出発! 」 とか呑気な事を言いながら
歩いて行く五条さん、
A
( この人なら、 )
そう思い、自分の意思で高専に編入することになった。
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作者名:珀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時:2024年1月24日 20時