＿ ページ15
A 視点
結局、
俺のわがままで二日程東京にいることになった。
幸い任務は俺じゃなくても
片付けられる低級なものだったのでお任せすることに。
それが決まってからは恵や野薔薇、真希や棘、パンダと
ひらすら手合わせした。
二時間くらい経って、休憩してた時、
自分の身体の異変に気がついた。
A
「 …？ 」
A
( なんか、疲れた…、
こんなのいつもならなんてことないのに…、 )
濡れタオルを目に被せてグラウンドに寝転がる。
" 特級術師と言えどお前はまだ十八歳であり、
私たちから見れば子供の分類だ "
A
「 … 」
五条
「 あれー？Aお疲れ？ 」
A
「 ん゛ー…なんか、気疲れ？みたいな…
嫌だなぁ…情け無、、 」
五条
「 そんなことないんじゃない？
だいじょーぶだよ、そんな気ぃ張らなくても、 」
寝転がりながら会話する俺と立ちながらその相手をする
五条先生の元に休憩していた恵たちが帰って来たみたいだ。
パンダ
「 …A、大丈夫か？ 」
伏黒
「 なんか…いつもの元気がないですね。 」
禪院
「 私たちの相手をしたからか？ 」
狗巻
「 明太子？ 」
A
「 いや、そんくらいじゃ疲れん…けど、
今日なんかやばいかも… 」
釘崎
「 普段の疲れが今出てんじゃないですか？ 」
A
「 かもねぇ、ははっ… 」
五条
「 今日の特別訓練は終わりにする？ 」
A
「 …そーしときます。 」
伏黒
「 …今日は寮の、、先輩の自室に泊まるんでしたよね？
俺、そこまで送って来ます。 」
A
「 ん、ありがとぉ恵、 」
A
「 …寮で寝るのも久しぶりだぁ…、 」
伏黒
「 …というかいつまで寝てんですか、 」
溜め息をつく恵に身体を起こされ、
パンダ達に支えられてやっと立った。
五条
「 今日と明日ゆっくり休みな。
せっかくなら寝ちゃえば？ 」
A
「 だから、、俺ショートスリーパーです、…って… 」
五条
「 そっか、そういえばそうだったわ。
…さて、恵、早く案内してやんなよ。 」
伏黒
「 分かってますって、 」
A
「 … 」
A
( あれ…、上下、真っ逆さま…今、どこ歩いてんの… )
地面を踏んだ感覚がなく、沼みたいに底がない。
伏黒
「 …先輩？ 」
A
「 め、ぐみ… 」
視界は回って暗転した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 184人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/
作成日時：2024年1月24日 20時
