塩対応なマンネ ページ1
jungwon
「 A、起きて 」
「 ん… 」
眠たそうに目を擦りながら
身を起こしたのは
ニキと同い年のマンネ、Aだ
Aは見ての通り大人しくて可愛らしいが…
「 おはようございます、ヒョン 」
「 おはよう 」
メンバーに対しては物凄く塩対応だ
今も挨拶だけして僕を置いて
リビングへと向かって行ってしまった
少しくらい甘えてくれてもいいのに、と
同じメンバーだがそう思ってしまった
「 ジョンウォニヒョン、
そんな所で突っ立ってどうしたんですか 」
「 ニキ。別に何も無いよ 」
「 そうですか？じゃあ早く行きましょ 」
ニキは僕の手を引き、リビングへ降りた
この差は一体何なんだろうか
ニキもそこまで砂糖対応だとは思っていなかったが
Aと比べるとだいぶ砂糖に見えてしまう
「 (僕の近付き方がよくないのかな) 」
ジェイクヒョンと話すヒスンイヒョンの隣で
ポケーっとしているAは
誰かメンバーの元に行こうとしたりはせず
ずっと一人で大人しく座っている
でもそこにニキが来たりすると
返事は素っ気ないが会話をしたりしている
「 ジョンウォニヒョン 」
「 おっ、どうしたの？A 」
「 さっき起こしてくれてありがとうございます 」
「 あ、うん。全然いいよ 」
あぁ、そうだった
Aはいつも一人で起きる子だった
今日は特別起きてなくて俺が起こしに行ったんだ
少しだけど朝からAと話せて嬉しいと
心做しか思ってしまう自分が居た
続く
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作者名：0 | 作成日時：2022年7月30日 22時
