検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:1,761 hit

ページ3





柚月side



柚月「ただい、ま」



玄関には男物のローファーの横に黒の小さなローファーが置かれている。明らかに私のモノじゃない。





何となく察した。

いや、完全に察した。





私は階段を上がり部屋へ向かう。

階段と私の部屋の間にある部屋からは男女の楽しそうな会話が聞こえてくる。女の甘々な声と男の嬉しそうな声。



「好きだよ、倫太郎」

「俺もだよ」





私は部屋に荷物を置き、財布とスマホを持って家を出た。










前から知っていた。というか言われた。

" 「俺彼女できた」 " って。


こっちの気も知らないで。














私はフラフラと散歩をして時間を潰し家に帰った。



倫太郎「柚月、おかえり」

柚月「、ただいま」
柚月「お母さんは?」

倫太郎「まだ帰ってきてない」
倫太郎「お風呂湧いてるから」

柚月「ありがと」



倫太郎はリビングへ入っていった。あの子とLINEでもしているのだろう。顔がニヤけてる。うざい。





 




この近くて遠い"兄妹"という関係がウザったくて仕方ない。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:角名倫太郎 , 稲荷崎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柚月 | 作成日時:2021年7月6日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。