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事務所で発注作業をしていると、店の扉が開いた音がした
この前名刺渡したし、きっと康二やな
あいつ、そそっかしいとこあるしな
「康二、オープン来週やで……」
事務所の扉を開けて店の入り口を見ると、そこに立っていたのは康二ではなくAさんやった
「えっ!?」
「あっ、藤井くん」
「どうしたん？ってかなんでここ……」
「あの、向井くんに聞いてん」
康二？……またなんで？
二人接点あったっけ？
「へぇ、そうなんや」
この前は、あのまま話すこともなく同窓会が閉会
連絡先聞いとけよって、あの日の俺を恨んだ
でもまた会えて、ほんま嬉しい
康二に感謝やな
安くするとかやなくて、プレゼントせな呪われる気ぃするわ
「まだオープン前やけど、気になるもんあったら教えてな」
「あっ、そうやなくて」
Aさんは言いづらそうに俯いた
「そう言えば、コンタクトにしたんやな。中学のときメガネやったよな？」
「……藤井くんが言うてくれたから」
Aさんは目を伏せ、照れたように笑いながらそう言うた
「えっ？」
「覚えてへんの？修学旅行の新幹線の中で話したこと」
言われてみれば、そんな話しをしたような気もする
“メガネやなくてコンタクトにしたらええのに。……ほら、めちゃくちゃ可愛い。こっちの方が俺は好きやな”
「あの時すごく嬉しかってん。藤井くんのその一言で、世界が変わったの。まるで魔法やった」
「えっ、そうなん？」
「あの日遅れて行って良かったなって。藤井くんと話せて良かったなって。……あの、これ……」
そう言うてカバンから出したのは、俺の名刺やった
「向井くんにもらってん。名刺の裏に書いてある言葉に胸を打たれて、こういう人とお仕事したいなって」
「気持ちは嬉しいけど、お給料とか出してあげられへんから」
「藤井くん忘れちゃった？私、お嬢様なんやけど」
始めて見るAさんの、いたずらっ子な顔
そんな顔できんねや
可愛すぎるやろ……
にやける顔を隠すように手で覆った
「魔法をかけるお手伝いをさせてください。……藤井くんに魔法をかけてもらったから、私も魔法使いになれるかな？」
「もう魔法、かけられてんねんけど」
「えっ？」
俺はAさんを抱きしめた
一生解けへん魔法をかけてもいいですか？
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shihok0712(プロフ) - 楓さんこんにちは。私のコメントはもう気になさらないでくださいね。出来上がっている作品を楽しみにお待ちしています。これからもよろしくお願いします。 (8月19日 11時) (
レス) id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - shihok0712さん» shihok0712様、コメントありがとうございます！重岡くんのは、既に内容が決まっておりますので、流星くんメインの話の方に入れさせていだだきます(*´-`)『あめあめ、ふれふれ。』にて、�霤弔気鵑鮹甘�させていただきました。こちらもお読みいただけたら幸いです。 (8月18日 20時) (レス) id: 039923312a (このIDを非表示/違反報告)
shihok0712(プロフ) - 濱ちゃん、しげちゃん担です！次はいよいよしげちゃんの誕生日ですね！とても楽しみです！もし学生時代を描くなら、卒業式エピソードを利用した内容などいかがでしょうか？可愛い過ぎて笑ってしまいましたから。 (8月18日 20時) (レス) @page16 id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - まねまねさん» まねまね様、コメントありがとうございます！コメントいただくの初めてなので、嬉しくて小躍りしています(笑)神ちゃん魅力たっぷりで、可愛くてカッコいいですよね！！7月30日をお楽しみに( *´艸｀) (7月10日 18時) (レス) id: 039923312a (このIDを非表示/違反報告)
まねまね - 神ちゃん担なので、嬉しかったです、ありがとうございます！！他のメンバーも見ようと思います！！ (7月10日 18時) (レス) @page6 id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2023年7月1日 20時
