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拾壱 ページ12
私は疲れが溜まっているので早急に帰りたかったが、呪詛のように言葉を吐いている奴のお陰で無理である。
「善逸、そろそろ」
「嫌だよ！！だって俺Aちゃんの事好きだもの結婚してくれるまで離さないよ！？」
「疲れてるのにそんな大声出すな」
ぴしゃりと言い放てば涙声ではい…と返ってきた。
段々弟みたいに感じてきたので結婚は矢張り無理だと思う。
「あー、そうだな。お前が、私より強くなったら考えてやるよ」
その場しのぎではあるが許してくれ。
在り来りすぎることを言えば神妙な顔付きになった。
「いや無理だよ、Aちゃんすんごく強いじゃん。俺がAちゃんより強くなる？無理無理夢のまた夢だよ」
「そこは嘘でも頑張るって言えよ！！」
「俺好きな娘には嘘つきたくないの！！」
「良い奴か」
力づくで握られた手をひっぺがして走り去る。
少々罪悪感があるが、任務でまたいつか会えるだろ。
……たぶん。
さあ、藤子の家に帰ろう。
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心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月16日 15時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀色 | 作成日時：2019年7月29日 12時
