【募集企画】神々の住む世界・弐【小説】

博の計画・史解 博side ページ7

「ふぅ・・・・」

　今日のぶんの仕事が終わって一息つく、今日の書類は比較的少なかったが買い出しに行ったため何時も以上に疲れてしまった。

　・・・・まぁ、少ないと言っても五万九千六百七十八束あったが

　博の仕事が此処まで異常に多いのには訳がある、話せば長くなるが・・・・聞いてもらおう

　通常ならば国長が重要な書類には目を通す、他国の仕組みもそうなってる筈だ、しかしこの国はそもそもの建国の成り立ちが違う。本来博が国長になる予定だったのだが博の計画によって蓮深が国長になってしまった。

　勿論理由があって蓮深を国長にしたのだが、それに関してはまた後の機会でお話しよう。

　蓮深を国長にするために使われた強大な権力は未だ健在で、三柱の博に並ぶ千秋楽創造に関わった神々はそれを知って博に重要な書類を渡すのだ、勿論蓮深にもそれなりの仕事があるがストレスを溜めさせては博の計画が狂ってしまうので博が一人でこなし、なるべく計画に気付かれないようにしてる。


まぁ博の力を使えばそこまで苦でもないのだが。

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