Hope and fun to live. (ページ3)

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船に乗ろうページ3

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暑い太陽が照りつけ、カモメ達がさえずる港。そこに、明らかに異彩を放つ真っ黒な海賊船が泊まっていた。船体は黒黒と輝き、大きなマストがそびえ立つ。その船へと続く桟橋の前であたし、A・サナダは右手に持った煙管をぎゅっと握りしめる。

「お父様、お母様、見守っててね」

誰にも聞こえないように小さく呟いて気合いをいれる。煙管を無くさないようにズボンのポッケに入れて、あたしは桟橋へと足を踏み出した。

その船の名はブラックパール号、カリブ海一の速さと謳われる船だ。そして、その船の船長こそ悪名高い海賊──キャプテン・バルボッサ。

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桟橋を渡り船の甲板へと降りる。まずは船長の元へと行かねばならない。一度行ったことはあるので場所は覚えていると思う。あたしはあの日の記憶を頼りに船長室へと足を進めた。あの日は皆に追いかけ回されてよく分からず船長室へとたどり着いたが、本当奇跡的に捕まる前に行けて良かった。そうでなかったら、あたしの首が危ないところだったのだ。
まあそんな過去はぽいっと捨てて、どうやら記憶はあっていたらしい、無事船長室の前へやってこれた。
あたしは小さく深呼吸をして、船長室の扉をノックし──

「居るんだろう？早く入れ」

ノックするよりも早く、部屋の中から声がかかった。いきなりでビクッとなってしまったが、周りには誰もおらず恥ずかしいところを見られなくて済んだ。初っ端からなめられるなんて勘弁だ。僅かに震える手を伸ばし、ドアノブを捻ってドアを開ける。

「失礼します。A、ただいま入船させて頂きました！」

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「筆者の独り言」

2000字とかなめてるよね？全然キリよく入らないんですけど……。