いつまで経っても私はゴリラのまま【名探偵コナン】

mmの逃走者(27) ページ28

『あれ、私は？』

避難させてもらっている少年探偵団の子達や彼女の方を向きながら、私がそう言うと
頬に冷たく硬い感覚を感じた

もしかしなくても、これ銃じゃね？(白目)
ガチガチと首を動かしながら、銃の方向を見ると

ボス「お前は助からんぞ
それに、アイツらも死ぬことになるだろうな」

そう言いながら、グリグリと私の頬に銃を押し付け続けていた

……確かに…
少年探偵団の子達だけだったなら助かってたかもしれない(名探偵は例外)
でもここには赤井さん(ママ)と安室さん(パパ)が居る
流石にこの二人じゃ………

いや、待てよ…？
この2人だった勝てるんじゃね？
何で私この人と戦ってんだろ(突然の疑問)

てか、何でこの人私が負ける前提で話進めてんだ
お前には負けたくないのだけど(怒)


ボスを前に軽く放心状態でいると、上から「おい」と言う低めの声が聞こえてきた


『何ですか、人が考え事してたのに』

ボス「よくこんな所で考え事ができるな
………じゃあさっさと始末するか」

そう言ったボスは、私のおでこ辺りに銃を当てなおし
カウントダウンを始めた

ボス「5…………4………」

そこまで言った時、後ろからある人物の声が聞こえた

コ「ねぇおじさん、ぼく気になってた事があるんだけどさ〜」

出ました！猫かぶり名探偵です
やっぱりこの声聞くと、名探偵コナンって感じがするよね(知らんけど)

そのコナン君の問いに、流石のボスも「なんだ坊主」と言って返事を返していた

コ「ぼくずっと思ってたんだけど、今回の事件っておじさん達が起こしてたんでしょ？
その死体の横に数字を書くヤツって、ゼロになると終わりなの？」

確かにコナン君の言ってる通りになってもらわないと困る
まぁ最後に別の人が死んでしまっても困るが

そう思っていると、「嗚呼」と、ボスが返事をした

ボス「全て殺し終えればそれで終わりにする……そのつもりだった
しかし、予想外だったな
まさか犬が紛れ込んでいるとは」

…犬？
それを聞いた途端、私はここに居るある人の姿脳裏をよぎった









……………………………安室さんだ

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