検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:1,716 hit

誕生日パーティー!!2 ページ28

紅夜side

いや、何で着物なんだよ!まぁ、マフィアに居た頃は、姐さんによく着せられたから、着方は良く知っている。

着物は凄く綺麗な赤色。
高そうなやつだった。

紅夜「・・・」

ここからどうすればいいんだ。

でも、誕生日なんて祝って貰った事が無いから良くわかんないや。

とりあえず、この部屋から出ようかな。

静かにドアを開けると、カメラやケータイを構えた人達がいた。

紅夜「はぁ…」

思わず溜息をついてしまった。

太宰「ほらぁ!今日くらい笑いなよ。」

太宰さんは知ってて言ってる癖に…最悪だ

紅夜「笑いたくは無いです。思い出してしまうので。」

太宰「そんな事もあったねぇ〜」

実を言うと、私はこの年(16歳)まで生きようとは、思って居なかった。
そして、はっとなって思い出した。

紅夜「太宰さん。ちょっと来て貰っていいですか?」

そう言って、彼の腕をグイッと引っ張って、探偵社の外に出た。

太宰「どうしたの‍?紅ちゃん。」

紅夜「私は、あの時の約束、守れていますかね‍?」

太宰さんはニコッと笑い

太宰「そうだね♪約束だもの。私も聞いていい‍?」

紅夜「何ですか?」

太宰「私も、君との約束、守れて居るよね?」

紅夜「勿論ですよ。」

太宰「あっ!でも、紅ちゃんは一つだけ守れていない!」

紅夜「‍?」

太宰「もう、1人で抱え込んだら、駄目って言ったのに……」

太宰さんは静かに泣いていた。

紅夜「太宰…さん‍?」

太宰「心配しているんだから!」

太宰さんは私をぎゅっと抱き締めた。

紅夜「…」

太宰「あっ!?ごめんね!嫌だったよね!」

紅夜「嫌じゃ無いです」

太宰さんはえっ!?と言うような顔をして、「どうして‍?」と、尋ねられた。

紅夜「だって、私は、こんな風に心配された事が無かったから…」

大切な人だから。→←誕生日パーティー!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零和 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。