ギスギスしたお茶会16 ページ40
『スリ替えたのは自分の携帯に入れた写真に須東さん達が夢中になっている時じゃないですか?
まぁスリ替え方は……まず毒付きの自分カップに入った青いバタフライピーにレモンを浮かべて赤くして……須東さんのカップを押し出すように置き、自分のカップを取ると見せかけて須東さんのカップを取った……そのカップのレモンを取り除いて重曹を入れ、青色に戻した後……最初に置いた毒付きのカップを同じように少し押し出すように置けば……毒付きのカップは須東さんから見て左側に取っ手があり、携帯の写真に気をとられている須東さんに毒付きのカップを左手で取らせる事ができるということじゃないですか?』
私が言い終わると、安室さんは「彼女の話、どこか間違ってましたか?」と樹理さんに向けて聞いていた
しかし、話し始めたのは樹理さんではなく別府さんで
別「あ、あんたら見ていたような事言ってるけど……一体どこにそんな証拠が……」
未だ信じられないといった様子で、私達に対して問いただしている時、コナン君が樹理さんの手を見て、「あれれ?」と話を始めた
コ「おばさんの左手の親指…赤くなってるよ?ケガでもしたの?」
そう聞いたコナン君に対して、樹理さんは「あ、いや…これは……」と誤魔化しながらパッと手を隠していた
その二人のやり取りを見た安室さんはまだ私の頭に手を置いたまま(ほんとに早く退けて欲しい)「犯人には現場から消し去らなければならない物がもう1つあったんです」と話し始めた
安「それは須東さんが最初に飲んでいたカップに付いた口紅…入院患者の高坂さんのカップに口紅が付いていたら不自然ですから、それを咄嗟に指でぬぐって消したんでしょうけど……
口紅っていうのは石ケンとかを使わないとなかなかおちない……」
て言うか安室さん口紅に詳しいな…
まさかつけたことがあるとか……!?(多分ない)
目「つまり須東さんの口紅とこの赤い色が一致すれば証拠になるな……」
安「まぁ、スリ替えられた須東さんのカップを調べれば、それも証拠になりますよ……大量に重曹が混入されていますから…」
小「んじゃその重曹どうやって入れたんだ……」
どうやら、その毛利探偵の問にも、私が答えるようで、安室さんがアイコンタクトで「言え」って言ってるし
『テーブルにあった角砂糖に重曹をまぶして容器の底に隠していたんじゃないですか?ハーブティーに砂糖を入れても誰にも怪しまれませんから』
(すみません文字数で次行きます!!)
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もち米 | 作成日時:2020年3月21日 13時